LUMIX初の像面位相差AFを採用したS5Ⅱが大変好評のようで、マイクロ・フォーサーズ(以下MFT)にも像面位相差を積んだG9PROの後継機やGHシリーズの後継機を待ち望んでいる人も多いんでは無いんでしょうか。
昨年はフラッグシップのOM-1やGH6が発売されましたが、最近のフルサイズ人気や高性能センサーを積んだAPS-C機に押されて盛り上がりに欠ける様に感じるのは私だけかな。。。適材適所でMFT機が便利かつ有利な所も沢山あるのでMFT陣営も賑わって欲しいものです。
といことで過去に撮ったマイクロ・フォーサーズ写真シリーズ・星景写真の続き、コンポジット編を書いてみようと思います。
・マイクロ・フォーサーズでコンポジット光軸写真を撮るメリット
星景写真と聞けば光を沢山取り込めるセンサーサイズが大きなカメラが有利なのは当然です。ですが私はフルサイズ機とMFT機を長年併用してきて、こと星のコンポジット撮影に於いては殆どがMFTで撮影して来ました。
その大きな理由はライブコンポジット機能が使えるから、これに尽きます。ライブコンポジット機能とは、花火や星などの光の軸跡を観察しながら複数枚を合成した一枚の画像に記録することが出来る機能です。
※詳しくはこちらを参考ください
この機能を初めて使った時は「なんて便利なんだ!」と衝撃を受けたのを覚えてます。今までは撮影後の合成編集でしか分からなかった光軸の露出(オーバーすると光軸の色がでません)や光軸の長さを、モニター上に伸びていく光軸を見ながら撮影出来るのがなんとも革新的でした。
オリンパス(今はOM SYSTEMですね)以外にもLUMIXにもライブビューコンポジットという機能があるようです。今はもしかしたフルサイズカメラやAPS-Cカメラにも似た機能があるのかな、調べましたがちょっと見当たりませんでした。
前置きが長くなりましたが、以下写真はおよそ10年程前にMFTカメラ(ほぼE-M10です)で撮ったコンポジット光軸写真です。
・明石海峡大橋に掛かる星の光軸
一枚目は明石海峡大橋を淡路側から撮った写真です、総撮影時間は多分一時間半ぐらいだったかな。海面に映る橋のライトが虹色になってくれたのも良い感じだなと手前味噌ですが思ってます。
・星降る街
2枚めは神戸の夜景と光軸を摩耶山の掬星台から撮ったものです。この日はとにかく風が強くて寒かったのを覚えてます、風でぶれてちょっと光軸もずれてますね。。。神戸空港からの飛行機の軸跡も写ってくれています。
・工場夜景と星
3枚目は姫路の工場夜景と星の光軸を撮った写真ですね。姫路のダイセルだったかな、2本の重機の腕が格好良いかなと思ってます。この写真はたしかオリンパスの公式のフォトコンで何か賞を頂いたのですが、タイトルに誤字があってそのまま掲載された恥ずかしい思い出が。。。。。
・ひまわり畑に架かる星
4枚目は作用の向日葵畑と星の光軸を撮った写真ですね、もうちょっと星を伸ばしたかったけど天候が悪化して中断した記憶があります。夜に見る向日葵畑もなかなか良いものですが、結構昔の写真なので今現在は夜は入れないかもしれませんね。
・岩山と星
5枚目は淡路島の某公園の岩山から撮った光軸写真です。昼間に来園してみた時に「ここ光軸と合わせたらおもしろそー」と思って夜中に撮影しにいった記憶があります。ここも夜は入れなくなっているか、そもそもこの場所がもう無いかもしれません。。。
・星空の下の大修理
6枚目は修繕工事中の姫路城と星の光軸を撮った写真ですね。ニョキッと伸びたクレーンのアームが可愛いですよね(可愛くはないか。。。)修繕工事が終わってもうそんなに経つの!とEXIF見て改めて月日の早さを感じました。
もう一枚おまけで姫路城です。水面に映るお城とススキがお気に入りです。
・皆既月食
最後はライブコンポジットでは無く撮影後のPCでの合成になりますが、皆既月食の全工程写真です。この年の皆既月食は全国的に天気が悪かったのですが、幸いに撮影場所は快晴で月食初めからの工程をすべて写真に撮ることができました。でもよく見るとコンポジット失敗して初めの月がダブってますね。。。
ということでダラダラと過去の写真を上げてきましたが、昆虫マクロ写真なんかもMFTカメラの得意分野で沢山が写真あるのですが、虫嫌いな人多いから只でさえ少ない閲覧数が減ってしまいそう。昆虫マクロシリーズはやめておこうかな。。。