ぷいろぐ

中年オヤジの趣味と備忘録ブログ 

GRⅢ・GRⅢXで昔撮ったフィルム写真を再現してみる

  本ページは商品のリンクにプロモーションが含まれています

GRⅢ・GRⅢXのファームアップから半月以上経ちましたが、ネットで拝見していても概ね新しいイメージコントロールの『ネガフィルム調』は好評のようですね。

今回は『ネガフィルム調・ポジフィルム調』とフィルムライクに撮影できるイメージコントロールが揃ったという事で、過去に撮ったフィルム写真の場所でGRⅢ/GRⅢXで撮影してフィルムを再現してみました。

 

 

数年経つと入れない場所やそもそも被写体が無くなってる

とはいったものの、プリントした写真を頼りに撮影場所に訪れてみると、立ち入り禁止になっていたりそもそもの被写体が無くってることもありました。

そういう写真は勿論再現しようがないですし、撮影場所は残っていても季節や時間帯が違うので強引に似せていったものもあります、その辺はご了承ください。。。

ほんとは他にも訪れてみたい場所があったのですが、限られた時間内でしたので近場ばかりの写真になってしまいました。

撮影したものを纏めた動画が以下になります。


www.youtube.com

 

GRⅢのカメラ内現像でフィルムライクに現像してみる

動画内のGRⅢ/GRⅢXで撮影したものは全てカメラ内でイメージコントロールを使用して現像しています。サードパーティ製のRAW現像ソフトは使用していません。

今回は冒頭の数枚の詳細を解説してみたいと思います。

 

1.Kodak Ektar100で撮影した神戸の港

それでは一枚目はOlympusのOM-4TiにKodak Ektarで撮影した神戸の港の写真です。OM-4Tiは凄く気に入っていて、どこに出かけるにも持ち出していました。このカメラにEktar100を詰めるのが私のデフォルトでした。

Kodak Ektar100 OM-4Ti

GRⅢ ネガフィルム調 F5 SS1/1250 ISO200
35mmクロップ

こうやって見るとOM-4Tiの方はもうちょっと画角が狭いですね、50mmだったのかな?

現像はEktar100の青を意識して調整しました、詳細は以下

・イメージコントロール:ネガフィルム調      

・彩度:0 ・色相+2 ・キー:+1

・コントラスト:+1明部コントラスト:+3

暗部コントラスト:-2

・シャープネス:-1シェーディング:-1

明瞭度:+2

・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ

・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 A0B5

 

となっています。シチュエーションの違いを差し引いても結構良い感じに仕上がったかなと思っているのですが、やはりフィルムに比べてGRⅢはサッパリというかスッキリ解像している感じがありますね。

赤の出方もフィルムの方は強い感じなので、こってりした印象になってるのかな。

 

2.メリケンパークとポートタワー

2枚めは同じく神戸の港での一枚、メリケンパークにそびえ立つポートタワーをメインの被写体にした一枚です。

Fujifilm Speria Premium400
OM-1

GRⅢX ネガフィルム調 F5.6 SS1/1250 ISO200

フィルムの写真を見るに夕方辺りの撮影ですが(こういうときデジタルのEXIFって便利ねとつくづく思う)GRⅢは早朝となってます。

フィルムカメラはOM-1にFUJIのSperia Premium400で撮影しています、OM-1もシャターを切った時の感触と音が凄く好きで愛用していました。

現像詳細は以下

・イメージコントロール:ネガフィルム調      

・彩度:0 ・色相0 ・キー:0

・コントラスト:+1明部コントラスト:+3

暗部コントラスト:-1

・シャープネス:-1シェーディング:-1

明瞭度:+1

・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ

・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 A5G2

さすがに光の当たり方が違いすぎて無理やり感もありますが、これはこれでネガフィルムっぽいかなと思ってます。こうやってみるとフィルムのノイズ感って嫌に感じませんよね、GRⅢXもGRⅢ同様にスッキリ解像してますね。

ちなみにポートタワーは修繕工事のために写真のような物に覆われてます。

 

3.とある噴水広場の風景

3枚目は須磨離宮公園にある噴水広場の風景をHasselblad 500C/M+Kodak Portra160で撮った一枚です。

※動画ではHasselblad SWCとなってますが誤りです。

Hasselblad 500C/M
Kodak Potra160

 

GRⅢ ネガフィルム調 F5.6 SS1/2000 ISO200
アスペクト比 1:1

撮影した季節がフィルムは新緑の時期で緑が青々として、GRⅢの方は真冬で芝まで茶色になってますね。500C/Mの方はさすが中版といった解像感で、色の深さや諧調の広さも唸るものがあります。

たいしてGRⅢの方も1:1のクロップですがよく解像して冬の寒々とした様子を感じさせる描写になってます。光の当たり方がGRⅢのほうが不利な時間帯でしたが諧調も悪くないです。

現像詳細は以下

・イメージコントロール:ネガフィルム調      

・彩度:+1 ・色相0 ・キー:+1

・コントラスト:+1明部コントラスト:+1

暗部コントラスト:-1

・シャープネス:-1シェーディング:-1

明瞭度:+1

・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ

・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 A5G10

 

4.大きな木がある中門

4枚目も離宮公園内にある大きな木がある中門広場の風景を同じくHasselblad 500C/M+Kodak Portra160で撮影した一枚です。

※動画ではHasselblad SWCとなってますが誤りです。

Hassel blad 500C/M
Kodak Portra160

GRⅢ ネガフィルム調 F3.2 SS1/160 ISO200
アスペクト比 1:1

Hasselblad 500C/MにPotraの組み合わせが大好きで、嫁さんや子供をたくさん撮影しました。あらためて見ると風景も悪くない、というかブローニーフィルムってやっぱりいいですね。。。

今回GRⅢは撮影段階からアスペクト比を1:1にしたのですが、また違う楽しさに目覚めそうです。GRで四角写真はまりそう。。。

現像詳細は以下

 

・イメージコントロール:ネガフィルム調      

・彩度:+1 ・色相0 ・キー:+1

・コントラスト:+1明部コントラスト:+1

暗部コントラスト:-2

・シャープネス:0 ・シェーディング:0

明瞭度:+1

・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ

・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 0B10

 

今回はここまにしたいと思います。また次回に続きます。。。

 

h1 { position: relative; padding: 0.5em; background: #a6d3c8; color: white; }