今回はGRⅢ/28mm・GRⅢx/40mm・GRⅢ+GW-4(以下GW-4)/21mmの画角に違いがどれ程あるのか見比べて見たいと思います。
少しまえにも同じような事をしましたが、その時と同様に手持ちでラフに撮ってますので構図の違い等などがあり正確な比較にはなっておりませんがご了承ください。
せっかくならテレコンバージョンレンズ・GT-2も比較しようかと思ったのですが、手持ちのGRⅢは3台しか無いので今回は見送りです。
スペック上の画角のおさらい
まず初めにスペック上の画角のおさらいをしておきます。
画角 | F値 | 最短撮影距離 | 撮影倍率 | |
GRⅢ | 18.3mm(換算28mm) | F2.8 | 10cm/マクロ6cm | 0.21/マクロ0.35 |
GRⅢx | 26.1mm(換算40mm) | F2.8 | 20cm/マクロ12cm | 0.14/マクロ0.25 |
GW-4 | 13.7mm(換算21mm) | F2.8 | 3.4cm/マクロ1.5cm | 0.28/マクロ0.48 |
表からわかるよに1番画角が広いGW-4が最短撮影距離が最も近く撮影倍率も高いです。ほぼハーフマクロですね。
実写で画角を比べてみる
それではここからGRⅢx→GRⅢ→GW-4と画角が狭い順に写真を並べていくので画角の違いを見ていきましょう。
※GRⅢHDFとGR3xHDFはHDFをOFFにして撮影しています。
ここは機関車前に柵があり撮影できる場所が限られています。こういう足で下がれない場所は画角が広いGW-4が得意ですね。
こういった室内も下がれない場合が多いので広角の画角の広さが活きてきますが、得手不得手というよりどう撮りたいかによって選ぶ画角が違ってくるように思います。
GRⅢHDFがアンダーになってしまってますが、画角の検証ということでそこは良しとしましょう。
この船のショットでいうと個人的に1番しっくり来るのはGRⅢの28mmかな。
これは広角ありきの場所で撮っているのでGRⅢxには意地悪ですね。十分下がれる場所なので移動すればGRⅢxの40mmでもポートタワーを写しきれます。それにしても28mmと21mmって結構違いますよね。
この場所はGRⅢxの40mmがバランス良くて好みです。28mmは中途半端だし、21mmは無駄に広く感じます。ここで21mmを使うならもっと河津桜にグッと寄って撮りたいかな。
うーんやっぱり21mmって無駄に広くみせようとして構図に無駄ができて難しいですねね。ちなみにここは夜来ると摩耶大橋の夜景が綺麗です。
GRⅢxの40mmだと高架下で遊ぶ人が主役になるし、GRⅢの28mmだと人との対比で大きな人工構造物が主役になる。そしてGW-4の21mmは何を見たらよいのか分からない構図になってますね、難しい。。。。
もうちょっとアオリ気味に撮ってこの高架の長さを活かした構図にすれば21mmも活きてくるのかな。
こういった情報量が多くてギュッと構図に詰め込める場所は、GW-4の21mmが撮っていて楽しいです。
ちなみにこの後、串カツを食べて帰ろうと提案したら子供たちに反対されて美味しそうにビール片手に串カツ食べる人達を横目に帰った父と母でした。
感想・まとめ
如何だったでしょうか。比較するには撮影枚数が少ないですが、GRⅢ/28mm・GRⅢx/40mm・GRⅢ+GW-4/21mmの画角の違いが分かれば幸いです。
今回撮影してみて改めて比較して感じたのは、ことスナップ撮影に関しては「お、良いな」と思ってシャッター切る時はあらかじめ頭の中に構図ができていて画角も決まっている事が多いような気がします。。
なので今回のような同じ場所で撮り比べたら好みの写真と、いまいちだなと感じる写真が出てくるのは当然で、それが画角の優劣に結びつくものでは無いと言う事。
ま、単焦点レンズで撮るという事は撮り手自身が選んだその画角の目にならないと使いこなすなは難しいですよね。
結論・・・やっぱり私は広角が苦手である。