
今回は「子供とVlog撮るならDJI PocketとActionどっちが良いのか?」というテーマで私が今まで実際に使ってみた経験に独断と偏見を織り混ぜて書いて見たいと思います。
- 子供が成長すると大きなカメラよりVlogカメラの方が便利
- 本体の大きさの比較
- 持ち出しやすさ 運用の容易さの比較
- 実際に撮れる映像を比較してみる
- Vlog撮影の使いやすさの比較
- バッテリー関係を比較してみる
- 結果発表
- 感想・まとめ
子供が成長すると大きなカメラよりVlogカメラの方が便利

子供との思い出はできるだけ綺麗に残したいと考えるのが親バカカメラマンの思いですよね。
ただ子供がまだ小さな赤ちゃん~幼児の間はミレーレス一眼など大きなカメラでも子供達とのお出かけや日常を動画や写真に収めることは容易なんですが、そこそこ大きくなってきて行動範囲が広がり一人で走り回るようになると途端に難易度はあがります。
しかも自分も一緒に子供と遊んでいたりすると大きなカメラは嵩張って、結局持ち出してもそんなに使ってないって事が自分の過去を振り返ってもよくあります。
そんな時に便利なのがさっと出してパッと撮れる小型のVlogカメラ達。


そして数あるVlogカメラの中で私が愛用しているのが『DJI Pocketシリーズ』と『DJI Actionシリーズ』になります。
私は『DJI Pocket』を初代『OSMO Pocket』から愛用しており、2025年時点の最新版である1インチセンサーを搭載した『DJI Pocket3』はシリーズ最高傑作のVlogカメラだと思っています。
同じくDJIのActionシリーズはAction4から愛用していて、今現在の最新機種である『Action5』もお出かけの時はほぼ持ち出すほど愛用しています。
どちらもお気に入りで甲乙つけ難く、使用頻度でいってもほぼ同じぐらいか少し『Action5』が多いかなという印象です。
実際この2つのカメラはどちらも人気が高く、Vlogカメラの候補に入っているけど「どっちがええのよ?」と迷っている人も多いと思います。
という事で今回はそれぞれのカメラの特徴をみながら、幾つかの項目ごとに比べてみたいと思います。
本体の大きさの比較
子供とのお出かけはなんやかんやで荷物が増えます。着替えにお手拭き、水筒におやつと子供が自分で持てる年齢なら良いのですが、そうでない場合は必然的に親が持つことになりますよね。
ということでVlog用に持ち出すカメラは小型で軽いに越したことはありません。まずは『Pocket3』と『Acion5』のサイズを比べてみましょう。
DJI Pocket3の本体サイズと運用時の重量
まずカメラ本体の大きさですが『Pocket3』が本体サイズ139.7×42.2×33.5(mm)で重量は179gになります。
これに私の場合は純正ケース/広角レンズ/ベースアダプター/ストラップ/マイクロSDカードと一緒に運用しています。
本体ケースは他のも試しましたが結局純正の物を使っています。


これら全てを含めると重量はどこまで増えるでしょうか、測ってみましょう。

結果は303.5g、本体のみの重量より+124.5g増加しています。
Action5 PROの本体サイズと運用時の重量
対して『Action5』は本体サイズが70.5×44.2×32.8(mm)で重量は146gになります。

もちろん『Acion5』もこれだけでは無く、ミニ三脚/FOVブーストレンズ/SDカードと一緒に運用しています。一応被せ式のNDフィルターも持っているのですがFOVブーストレンズを使うと装着できないので最近は持ち出していません。


ミニ三脚は色々と試した結果、今はPGYTECH製を使っています。
この商品は簡単に角度調整ができて便利なんですが使っていると緩くなってくるのが難点。サイズ感が好きなので現在は噛ませ物をし調整して使っています。
ミニ三脚が98gなのでFOVブーストレンズをプラスするとどこまで重量が増えるでしょうか。

結果は295.5gとなりました。本体重量より+149.5g増加してますね。
という事で本体のみで比べると『Action5』の方がサイズも重量もコンパクトなんですが、実際の持ち出して使う時のサイズで比べるとそこまで差はありません。
ただこれは私の場合なので運用の仕方によって色々と変わると思います。
ぱっと見は『Action5』方が小さくて軽いそうなんですが、単体で使う事はほぼ無いですし(何か持ちてぐらいはつけますよね)、『Pocket3』も画角的に広げたい時があるのでワイコンを一緒にもっていったりカバーを持ち出したりと何かと+αしがちです。
よってこの比較はドローという判定にしておきます。
持ち出しやすさ 運用の容易さの比較
では次に上で比べたサイズを参考に実際に外に出かける時に持ち出しやすいのはどっちなのか?どちらも小型のVlogカメラですが違いはあるでしょうか。
また実際に子供を撮るVlogカメラとして使いやすいのはどちらかを、比べてみたいと思います。

両カメラともに先程の私が実際に使っている形での比較となりますが、上の写真を見てもらえれば『Pocket3』の方が小さくまとまって持ち出しやすそうに見えます。
確かにカバンのスペースを占領しないのは『Pocket3』なんですが、ジンバルカメラという特性上ゆえ普通のカメラより丁寧に扱いたくなります(そんなの気にしないぜー!っていうナイスガイもいるとは思いますが)。

なので基本的に使わない時はカバンで待機、またVlog撮り始めたカバンからから出すの繰り返しでちょっと面倒だったりします。
かといってポケットにしまうと、取り出す時に引っ掛かかり易い形状をしているのであまりオススメしません。

一方で見た目は縦に長く嵩張りそうな見た目のミニ三脚が付いた『Action5』ですが意外とそうでもなく、長細い柄の部分がカバンのサイドポケットやパンツ(おっさんなのでズボンと言いたいが我慢しました)のポケットに意外とすんなり入ってくれます。
そしてアクションカムという性質上ゆえ防水防塵で耐衝撃と、取り扱いには殆ど気を使わなくても大丈夫です。
そして撮影開始から終了までの流れにも違いがあります。
『Action5』はスナップショット機能を使えば電源Offの状態からRecボタンを押すだけで撮影開始→Recボタンを再度押して撮影終了&電源Offとスピーディーに撮影できます。
たいして『Pocket3』は画面回転&キャプチャー機能を使うと画面回転をすると撮影開始→画面を縦位置に戻すと撮影完了&電源Off→ジンバル部を収納という流れになり、1つ動作が増えています。
時間にすると1秒程なんですが、せっかちな人は毎回ジンバルが収納するのを待ってからカバーにいれるのを億劫に感じるかもしれません。カバー使わずに裸で使う人は気にならないかもしれませんが、それでも自分はジンバルを収納中にポケットやカバンには入れたくないです。
という所を踏まえても片や小型とはいえジンバル一体型カメラ(もちろん防水でも無いです)とアクションカムの比較となると、あらゆるシチュエーションに対応するアクションカメラの懐の広さ(もちろん防塵防滴耐衝撃)やレスポンスの速さから、この比較は『Action5』に軍配を上げたいと思います。
実際に撮れる映像を比較してみる
せっかく子供とVlogを撮るのだから出来るだけ納得のいく映像を残したいですよね。
という事で次は実際に撮れる映像を比較してみたいと思います、いくら持ち出しやすくても肝心の撮れる画がイマイチでは意味がありまんせからね。
また『Pocket3』と『Action5』は、どちらも比較的広い画角のレンズを実装していますが実際にどれ程違いがありのかも見ていきたいと思います。
画角を比べてみる
まずはそれぞれのカメラの画角を見てみましょう。
『Pocket3』は標準の画角で20mm(35mm換算)でファームウェアで追加された望遠モードでは画角が40mmになります。
一方『Action5』は手ブレ補正のモードによって画角が変り、関係性が分かりにくいので表にしてみました。

表のように『Action5』は電子手ブレ補正のモードによって9mm~17mmまで幅の広い画角になっているのが分かりますね。
ここでは三軸ジンバル手振れ補正搭載の『Pocket3』との比較ということで、強い補正で水平が維持されるHorizon Balancingとの比較を見ていみたいと思います。
上の動画は『Pocket3』をチルトロックで『Action5』をHorizon Balancingで撮影したものです。
見ていただけると大体の画角違いが分かっていただけると思います、手ぶらでラフに撮っているので構図が違うのはご了承ください。

電車の中で撮った動画からの切り出しで見てみると運転席の写っている範囲でよくわかりますね。
『Pocket3』でも十分に広い画角なんですが『Action5』のほうがより広く映すことができるので比較的ラフにとっても被写体である子供を撮り損じることはありません。
「広けりゃいいのか?」と突っ込まれそうですが、個人的には子供とVlog撮るのには広いほうが使いやすいと感じているので画角の比較は「Action5」方が優位という判定です。
画質を比べてみる
続いては肝心の画質の違いを比較してみましょう。
先に上げた比較動画を見ていただければ分かるように、基本的に明るい日中と少し薄暗い程度のシチュエーションを想定して比較しています。
個人的に肉眼でも暗い所でカメラ回して子供とVlog撮ることがあまりないので、暗所撮影での高感度比較は入っていませんのでご了承ください。

また動画からの切り出しですが、曇天のシチュエーションで撮影した画になりますが違いはどうでしょうか。
『Pocket3』は1インチセンサーでの3軸手ブレ補正、『Action5』は1/1.3インチセンサーでの電子手振れ補正。画質的には『Pocket3』のほうが有利になると想像できるのですが日中だとそこまで差は無いように感じます。

変わって次の画は子供にぐっと寄ったもので、これはかなり印象が違うと思います。
最短撮影距離は『Pocket3』が20cmで『Action5』が35cmとなっていて、さらに『Action5』のほうはパンフォーカス(全てにピントが合っている)なのでボケ感を出すことができません。
なので上の画のように子供にぐっと寄った時に背景をぼかしたい時、一部にフォーカスを合わせたい時などは『Pocket3』のほうが有利だと思います。
ただし意図した所にピントが合っていないという事態も起こりえるので、お気軽に撮るならパンフォーカスの方が有利かな?


あと以外に違いを感じたのは明暗差の大きなところでの写りの違いです。
『Action5』は素の状態でHDR(ハイダイナミックレンジ処理されているがHLGでは無い)に対応しているため『Pocket3』より明暗差に強いと感じました。
まぁ子供とのVlogにどこまで画質を求めるかによって優位性は変わってくると思います。様々な撮影ができると面では『Pocket3』が有利だし、お気軽にVlog撮影と考えると『Action5』ほうが有利だし。。。。
ただこと純粋な画質という面で比較するとボケ感を出せたり、今回比較対象になっていない暗所も含めてやはり大型センサーでジンバル型カメラの『Pocket3』が上手だと個人的に思います。
ちなみにシチュエーションにもよりますが『Pocket3』で撮った画をミラーレスカメラで撮ったものに混ぜて編集しても違和感無いぐらいに『Pocket3』で撮れる画のクォリティは高いと感じています。
よって画質比較の勝者は『Pocket3』に決定。
アクセサリーの広角レンズで比較してみる
単体でも広い画角を備えている両カメラですが、アクセサリーの広角レンズを使うとより広く撮影することができます。
『Pocket3』は純正・サードパーティー製含めて広角レンズが出ていて本ブログでも少し取り上げました。
『Action5』のほうはDJIからFOVブーストレンズなるものが発売されていて、こちらも本ブログで記事を書いているのでご参考ください。
先にあげた動画の後半では『Pocket3』にサードパーティー製の広角レンズ、『Action5』にFOVブーストレンズを各々装着して撮影して比較しています。

比較して気付いたのですが『Pocket3』サードパーティー製の純正よりも広いレンズを付けると、FOVブーストレンズを装着してHorizon Balancingに設定した『Action5』よりも1mm広いのですね。
ただ両カメラとも広くなった分、画面の端が流れるように映る傾向にあるので少し注意が必要ですね。

また『Pocket3』の広角レンズは湾曲収差が強いので直線部分が多いものをとると上の切り出した画のようになります。
広角レンズを使用時したVlog撮影時はあまり画面端に被写体を入れないほうが良いですね。
変わって『Action5』+FOVブーストレンズはHorizon Balancingで使用するには非常に優れたアクセサリーだと思うのですが、いかんせんレンズが大きいです。
大きな凸レンズがむき出しなので取り扱いにちょっと気を使います、実際私のFOVブーストレンズは既に傷が沢山ついています。
装着面でもマグネットでワンタッチの『Pocket3』に比べて、ねじ込み式のFOVブーストレンズは脱着が手間です。
強い湾曲には注意が必要ですが使い勝手を考慮すると『Pocket3』の方にこの比較は軍配があがるかな。
サードパーティー製も含めると種類が沢山あるので選べるのも良いと思います。
Vlog撮影の使いやすさの比較
次は実際にVlogを取りやすいのはどっちカメラかを比べてみましょう。
今まで比較してきたものと被るところもありますが、まず先に上げたように取り回し易いのは『Action5』だと感じています。

じゃ『Action5』勝ちかというとそうでも無くて、どうしても『Action5』のHorizon Balancingでの撮影は水平維持以外は撮影者の調整になるので画面を見ながら調整する1手間が必要です。
※Horizon Blancingは±45°の水平補正のみ
いっぽうで『Pocket3』はジンバルモードの一つチルトロックを使えばチルト軸(上下)とロール軸(回転)がロックされるので非常にVlog撮影が捗ります。

動画後半でチルトロックの撮影をしていますが、このモードを使えばラフにカメラを持っていても正面を捕らえ続けるので本当に楽に撮影できます。
なのでVlog撮影のし易さで比べると『Pocket3』の勝ちだと思います。
『Pocket3』のジンバルモードの説明はこの方の動画がわかり易いです。
バッテリー関係を比較してみる
子供とお出かけしてVlog撮影しているとトータルで長時間撮影していることが多いです。そこで気になるのがバッテリーの持ち具合ですね。
ここは実際に検証していないので体感的な比較になるのですが『Action5』の方がバッテリー持ちは良いと思います。
上の比較動画の撮影でもバッテリーの減り具合は『Pocket3』の方が多かったですし、なによりバッテリーの交換方式に違いがあります。

そもそも『Pocket3』はバッテリー交換ができず、予備のバッテリー代わりにバッテリーハンドルなるものがあるだけです。

いっぽうで『Action5』はバッテリーを交換でき、いざという時の為に予備バッテリーを用意しておくことができます。
バッテリーハンドルでも対応はできますが、付けることによってカメラ本体が大きくなるしスマートじゃないですよね。モバイルバッテリーで対応もできますが、ただでさえ荷物が多くなる子供とのお出かけでは無駄な荷物は極力減らしたいです。
よってバッテリー関係の比較は『Action5』の勝ちとします。
結果発表
色々と比較してみましたが、なかなか一長一短ある感じで甲乙つけ難い感じですね。まだまだ比較したい項目もあったのですがここで一旦打ち切って比較の判定といきたいと思います。
今回の子供とVlog撮るなら『Pocket3』or『Action5』どっちかの比較の結果は。。。。。。。
3対3で引き分け!
「なんやねん、はっきりせんかい!」と怒られそうですが、厳正な比較の結果なのでご容赦を。。。。。
内訳を見ますと『Pocket3』が勝った項目は
- 画質
- アクセリーの広角レンズ
- Vlogの撮影のし易さ
変わって『Action5』が勝った項目は
- 持ち出し易さ・運用のし易さを
- 画角の比較
- バッテリー関係の比較
両者引き分けだっと項目が
- 本体の大きさの比較
となりましたが、もう独断と偏見の結果なので異論は大いに認めます。どちらも良くできたカメラなので好きな方を使いましょうって事ですね。
いやほんとにどっちも気に入ってるからどちらかなんて選べないです。
感想・まとめ
今回は「子供とVlog撮るならDJI PocketとActionどっちが良いのか?」というテーマでダラダラと書いてみました。
改めて比較してみると違いが分かって自分でも面白かったですし、今回比較して気づいたのは『Action5』+FOVブーストレンズで撮影した写りが個人的に凄く好きだなと感じました。
なんていうか適度に柔らかい感じ凄く好印象で、前々から何か写りが違うかもと思っていたのですが、今回の検証で確信に変わった気がします。
これに関してはまた検証してみたいと思っています。
そういえば『Pocket3』が発売されて早いもので今年の秋で2年ですね。流石に後継機はまだだと思うのですが、『Pocket4』はできればバッテリー交換式にして欲しいなぁ。