今回は『LUMIX S1RⅡ』を購入してから3ヶ月目の感想と、新たに気づいた良いところ・イマイチなところを書いてみたいと思います。
1ヶ月目よりも満足度は上がっている?
前回の1ヶ月目のレビューでは満足度は少し厳しく70点としていました。
あれから2ヶ月の間に週末の子供達とのお出かけや家での家族の撮影、そして当ブログの撮影を『S1RⅡ』を使ってしてきました。
結果、満足度はどう変わったかというと.....89点!
「いやいや、2ヶ月で変わりすぎやろ」と突っ込まれそうですが、1ヶ月目のレビュー時より満足して使っているのは確かです。
理由としては前回のイマイチだと感じた所が3ヶ月使って慣れてきたっていうのが大きかもしれません。
大概の事は使っていくと慣れてくる?
例えば、EVFの見え方とフラッグシップ感については前回のレビューでイマイチなところとして書いていましたが、もう慣れました。舌の根の乾かぬうちにと怒られてしましそうですが、すみません。
EVFの見え方に関してはたまに『初代S1』のEVFを覗くと、「やっぱこれだねー」と感じますが、今は見慣れたのか「S1RⅡのEVFも悪くはないね」と感じています。
筐体のフラッグシップ感も『初代S1シリーズ』の塊感は無いですが決して安っぽい作りでは無く、今では「ギュッと凝縮されたこのコンパクトなボディもなかなか良いな」と思い始めています。
プチフリーズに関してはあれからファームウェアのアップデートもあったからか、今のところ症状は出ていません。
全面RECボタンに関しては静止画・動画それぞれで割当無しにしたりREC機能以外を割り当てたりして使っていますが、今のところ「これはこれで有り」と納得してます。
という事で以前書いたイマイチなところ7点中の4点が慣れで解決してしまっています。人の慣れって怖いですね。。。。ほんといい加減な人間ですみません。
3ヶ月使って良かったところ
それではここからは3ヶ月使ってみて改めて気づいた『S1RⅡ』の良かったところを書いていきます。いくつか前回と被るところがありますが、そこは益々そう感じた点だとご理解ください。
高画素とハイブリッドズームの相性が凄く良い
前回も高画素のトリミング耐性について触れていましたが、私勘違いしていました。『S1RⅡ』の4430万画素はハイブリッドズームの為にあるんだと言っても過言では無いと3ヶ月目にして気づきました。
ハイブリッドズームとは電子ズームである『クロップズーム』と『光学ズーム』をズームリングを回すだけでシームレスに行うことができるLUMIXだけの機能(今のところ他社では出来ないと思います)です。詳しくはこちらをご参考ください。
クロップズームを使用している機能ということで元の画素が多いほうが有利なのは想像に容易いと思うのですが例を上げますと

4K動画設定でハイブリッドズームを使用すると『S1RⅡ+S24-60mm』で125mmまで望遠端を伸ばす事ができます。静止画の場合は画像サイズM(22.5Mサイズ)で84mm、画像サイズS(11.5Mサイズ)で120mmまで望遠端を伸ばせます。

同じくハイブリッドズームが使用できるが画素数が約半分のS5Ⅱの場合は、同じレンズを付けても4K動画設定でハイブリッドズームを使っても望遠端は93mmしか伸ばせません。静止画の場合は望遠端の距離は『S1RⅡ』と同じくMサイズで84mm・Sサイズで120mmまで伸ばせますが、画像サイズがMで12M・Sで6Mと大幅に減少してしまいます。
私は普段はMサイズの設定でハイブリッドズームを使いますが、Sサイズでも1200万画素を確保できるので躊躇なく使用できます。一方で『S5Ⅱ』の600万画素のSサイズはちょっと使いたくないかなぁと感じます。
ということで『S1RⅡ』の高画素とハイブリッドズームを掛け合わせることで今まで使っていたズームレンズ達の望遠端を伸ばすことができるので、とても得した気分になれます。
高画素機ながら高感度耐性はS5Ⅱと互角
以前の記事でS5Ⅱ比でISO6400までなら互角と書きましたが、すみません訂正させて下さい。なんでかよく分かりませんが高感度耐性に関してはほぼ2400万画素機であるS5Ⅱと互角だと感じています。


上の写真は『S1RⅡ』・『S5Ⅱ』両機種でISO25600設定で撮影したRAWデータを2段持ち上げて現像したものです。ノイズの出かたはどうでしょうか?個人的には同じぐらいだと感じています。
画素数は約2倍でS/N比は不利なはずなのに凄いですよね。それほど『S1RⅡ』に搭載しているセンサーが優秀なのか、はたまたLUMIXのVenus Engineが優秀なのかその両方か。。。
どちらにしても私の中の高画素機のイメージを良い意味でぶち壊してくれた、凄いカメラだと思います。
静止画がやはり美しい

これも繰り返しになって申し訳無いですがもう一度言わせて下さい、とにかく出てくる絵が美しいです。

選ぶフォトスタイルにもよりますが、自然でしっとりした画作りに高画素からくるピクセルの一つ一つが見えそうな解像感が個人的にとても好印象です。

リサイズしているので分かりづらいですが、このカエル君も肌の質感が手に取るように分るほど解像しています。かといってバキバキの画ではなく、どこかしっとりしていてナチュナルなんですよね。

特にこういった光量が少なくなる、日の出や夕暮れ時に撮る『S1RⅡ』の静止画は今までのLUMIXのカメラでは出せなかった美しさがあると個人的に感じています。
動画からの切り出しも美しい

4K撮影も全画素からのオーバーサンプリングなので解像度が異様に高く、4K動画からの切り出し画像も十二分に美しいです。


この解像感に最近のLUMIXの十八番であるリアルタイムLUTやLUMIX Labを使えば、家族のちょっとした思い出の記録等は静止画と動画の垣根がもう必要無いのかもしれないと最近感じています。

もちろん低照度でも先程書いた通り従来の低画素機と同じように撮れるので、切り抜いても美しいです。
ARRI LogC3が使いやすい

先日のファームウェアアップデートでたくさんの機能追加がありました。
- アーバンスポーツモード追加
- 交換レンズのフォーカスリング操作性向上に対応
- HEIFの記録形式に対応
- 複数フレームマーカー表示
- センサー全域8.1K撮影 etc.......
等など盛りだくさんの内容で発売して間もないこの時期にこの内容とは「さすがファームウェアアップデートに定評のあるLUMIXだわぁ」と感心しました。
そのアップデートにARRI LogC3の対応があったのでさっそくアップグレードキーを購入していれてみることに。

まだ少ししか使っていないので詳しいレビューは書けませんが、LUMIXのV-Logと比較して明らかに色の表現は違います。

数あるLogの中でも扱いやすいと言われているV-Logに対して、ARRI LogCはデフォルトで入っているREC709のLUTを当ててみると、より映画的というかシネマティック(もう死語ですか?)に感じます。
画質的にどちらが良いかは好みの問題ですが、もともと優秀なV-Logともう一つ別の社のLogを同じカメラで扱えるというのがとても面白いですよね。
そしてこのARRI LogC3の良いところは最低ISOがLUMIXのV-Logより低いという点です。

もともと従来機よりV-Log撮影時の最低ISOが低い『S1RⅡ』ですが、ARRI LogC3を使うとさらに低いISOを選択できます。これは副産物的ですが嬉しいポイントですよね。
音声が1チャンネル仕様になっている
S5Ⅱでたくさんの方から改善の要望があったようで動画編集時の強制4チャンネル仕様が改善されています。

S5Ⅱでは動画編集時に上の写真のように動画の音声データが4チャンネルで表示されます。1チャンネル表示にできるのですが手間がかかるので一部で不満の声があったようです、というか私もこの仕様は大嫌いです。

『S1RⅡ』というより『GH7』以降はこの仕様になっているようですね、よかったよかった。
3ヶ月使ってイマイチなところ
続いて3ヶ月使ってイマイチだと感じたところですが、記事前半で書いたように1ヶ月目に感じたイマイチなところ7点中4点は慣れという荒業で解決に向かっています。
では他にはないのかというと、敢えてあげるならAFに関してはまだ慣れないというか掴みきれていません。
S5Ⅱよりは良いと思うが完璧ではないAF
私はもともと、CANONユーザーの時もOLYMPUSユーザーの時もほぼMFで写真を撮ったいました。が、やはり年齢による目の劣化と、やはり人は低きに流れるもので一度楽を覚えるともう元には戻れません。。。

『S1RⅡ』のAFは『S5Ⅱ』と比べて良くはなっているのが分かるのですが、ふとした所で迷うことがあります。

まあそれでも迷ったきりAFが帰ってこないなんて、一昔前のLUMIXカメラみたいな事はないのでそこまで不満では無いのですが、もうすこし上手に仲良く付き合えるように『S1RⅡ』のAFについては実践で見極めたいと思っています。
ARRI LogC3使用時にMP4で撮れない
最近は動画の記録ファイル形式をMP4で撮ることが多いです。MP4でも十分綺麗ですし、なによりデータが軽くなり取り回し易いのがありがたいです。
上の動画もMP4で撮ったものですが、MOVより映像・音声ともに制約ありますが十分に使えるレベルだと感じています。
とそこで前述したARRI LogC3でもMP4で撮影したいのですが、記録ファイル形式にMP4を選ぶとフォトスタイルでARRI LogC3が選べません。
う~ん何かやり方を間違っているのかこういう仕様なのか、だれか偉いひと教えて下さい。
感想・まとめ
今回は『LUMIX S1RⅡ』を購入してから3ヶ月目の感想と、新たに気づいた良いところ・イマイチなところを書いてみました。
内容が「前回の記事から2ヶ月余りで随分とヒヨッてんじゃねーか」と言われそうですが、この『S1RⅡ』使えば使うほどに良さがわかるカメラだと思います。
記事にも書いたファームアップデートでフォーカススタッキング機能の追加や、LUMIXの新しいズームレンズ『S24-60mm F2.8』も購入してみたのでまた記事にしたいと思います。

このレンズ、サイズ的には24-105mm F4の少し短いぐらいと、思っていたより大きいですが写りは非常に良いです。