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中年オヤジの趣味と備忘録ブログ 

【DIY修理】マキタ掃除機が故障!新品より高い見積もりに絶望したけど、自力で直したら激安だった話

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新居引っ越しに伴いに購入したマキタの充電式クリーナー『CL286FD』、狭小地3階建ての我が家では大変使い勝手が良くもう1台使いで購入するほど気に入っていました。

が、追加購入した方の掃除機が1年も経たずに突然動かなくなりました。という事で今回は、突然動かなくなったマキタ充電式クリーナー『CL286FD』を自分で修理してみた話です。

 

マキタ『CL286FD』ってどんな掃除機

まず『CL286FD』という掃除機についてですが、簡単にいうとマキタの電動工具と共通のバッテリーが使える高性能なブラシレスモーターを搭載したスティック型のサイクロンコードレスクリーナーです。

以前の記事で紹介したように、今まではアタッチメントを使用してサイクロン化していたマキタのクリーナーから進化して初めからサイクロン構造になっているのも特徴です。

上に書いたように他にマキタの電動工具を所有している人はマキタの高速充電バッテリーを使いませるのも高いポイントですね。

詳しくは過去記事を参考にお願いします。

 

ある日突然動かなくなった

記事冒頭で書いたように我が家では2台の『CL2876FD』を使用しています。その内の1台、購入時期でいうと2024年11月頃に追加した新しい方の掃除機がある日突然動かなくなってしまいました。

症状でいうとスイッチを押してもうんともすんとも動かず、LEDランプも点灯しません。バッテリーが悪いのかと考えて手持ちのものを取っ替え引っ替えしてみても改善せず。

これはどこか内部が故障したと考え、仕事で付き合いのある業者に修理見積もりを依頼しました。

 

驚きの修理見積もり

動かなくなった『CL286FD』を業者に渡して待つこと数週間、ようやく来た修理見積もりの内容は。。。。

「本体新品より高いやないかーい」

って思わず叫んでしまいました。

修理内容をみてみると何やら内部部品一式交換のような感じですね、しかも調整ってなんやねん。

まぁお願いした業者は普段からお世話になっている所で、決してぼったくっている訳では無いと思うのですが、その業者から更に2社程経由しての修理見積もりらしく各社が儲けを乗せているのも高くなっている原因だと思います。

うーん流石にこの金額で修理するなら新品を購入したほうが賢いかなとも考えたのですが、そもそも家庭用掃除機ってそんな複雑な構造してないよね?ってことで自分で分解して動かなくなった原因を探して修理してみる事にしました。

 

自分で修理してみる

修理するに当たって動かなくなった原因を探すために、まずは分解してみることに。幸いな事に業者からパーツリストを頂いたので、動かなくなった原因が部品の故障なら取り替えれば治るはず。

リストを確認すると動作に関する重要な部品点数もそこまで無いみたいなので助かるな。っていうか改めてリスト見たら上記の見積もりは本当に主要部品全取っ替えのつもりだったのか。。。。

分解して目視で確認する

さっそく分解していきましょう。まずは分解の為に掃除機の余分なパーツは外して写真の様な状態にしておきます。

そして上の写真の様に7箇所のネジをプラスドライバーで取り外します。

そうしたら本体が2つに割れますので中身をみていきます。

配線が切断していたり、過負荷や接触不良によるショートで配線が焼けていないか等を一通り見てみましたがそれといって怪しい箇所はないですね。

うーん、やはりこの中の部品がどれか壊れているのかな?

もう1台の『CL286FD』と部品を入れ替えて故障箇所を探す

こうなると、1つずつどの部品が壊れているのか探すしか方法が無いのですが、幸いな事に我が家にはもう1台正常に動く『CL286FD』があります。

そこで閃いたのが「この正常な一台と部品を入れ替えていけば故障箇所が特定できるよね」という方法。

見た感じ部品点数も少なく、そんなに手間も掛からないので早速やっていきます。

先程の工程と同じく正常に動く「CL286FD」を分解していきます。

7本のネジを取り外してパカっとケースを開けます。

さてバッテリーからの電気の流れでいくと、まずはターミナルから交換してみたいとおもいます。

ターミナルに刺さっている端子はマイナス等の細いもので突起を押してあげると簡単に抜けます。

取り外したターミナルを動かない方の『CL286FD』に取り付けて試してみるも結果は駄目。どうやら故障箇所はターミナルでは無いようです。

次に交換するのはコントローラと呼ばれる部品。色々な端子が出ていて、黒いものでコーティングされているのは基盤だと思われます。

コントローラに接続されている端子を順番に外していきます。

取り外せたので正常に動く『CL286FD』のコントローラと交換します。

交換できたのでバッテリーを繋いでテストしてみると。。。

おぉ!動いたー。MODEのLEDも点灯しています。

モーターの動きも問題無さそうなので、どうやら故障箇所はコントローラで間違いないようです。

いやぁ以外と簡単に原因が分かって良かったです。コントローラは基盤と配線がアセンブリになっているので手配と交換が簡単なのも良かった。

ちなみに、ここまでの所要時間で大体1時間弱ぐらいでしょうか。工具の扱いに慣れていない方なら、もう少しかかると思います。

新品の部品を取り寄せて交換する

ということで、業者にコントローラを手配して無事に届きました。

修理見積もりをお願いした業者に「この間の掃除機、壊れてたのこの部品だけだったよー」というと部品代をお安くしてもらえました。

そんなつもりで言った訳では無かったんだけど申し訳ない、けど有り難い。

ちなみにネット通販でも購入できるようです。
 

左が新品のコントローラで右が壊れたコントローラ。見た目の違いは。。。。。ありません。
 

ここまで何度も作業しから慣れたもので、サクッと交換作業終わりました。
 

カバーを閉じてしまう前にもう一度バッテリーを繋いで動作確認しておきます。
うん、大丈夫そうですね。
 

配線類が挟まると断線の恐れがあるので、よくよく注視確認してカバーを閉じます。
 

あと忘れがちなのがストラップ。ここにストラップの輪っかを通すのを忘れないようにします。偉そうに書いてますが、私は思いっきり忘れてました。
 

カバーを閉じて試運転してみましたが、問題なく動作します。これでわざわざ下の階まで掃除機を取りに行かなくて済みます。よかったよかった。

 

感想・まとめ

今回は突然動かなくなったマキタ充電式クリーナー『CL286FD』を自分で修理してみた話しを書いてみました。

結果として安上がりに修理できたので良かったですが、やはり業者によっては開けて原因究明をすることなく部品の一式交換になるようなので注意が必要ですね。

まぁ考えてみれば、修理業者の方も全ての依頼品を原因究明する手間より簡単なものはアッセンブリーで交換にするほうが効率的なので仕方ないですよね。

今回掃除機が壊れた事でもう一つ思ったのは、掃除機は最低限の機能で良いのでそれよりも使いたい時にすぐ使えるように複数台所有するのが正解だと言うことです。

我が家のように3階建てはもちろん、平屋やマンション住まいでも居住空間によっては掃除機は複数台あったほうが便利だと思います。

バッテリーと充電器込だと少し高価ですが、充電器は一度買えば使え回せるので、初期投資だと思えば良いかと。

とうとうマキタから電動回転ブラシがでましたね。是非18V仕様もお願いします、マキタさん!
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