
手に入れて以来どこに行くにも持ち出している『GRⅣ』。使い込むという言葉を選ぶには、まだ日が浅いですが良いカメラだなと感じています。
そんなGRⅣですが、改めてGRⅢと比べてみると思ったより色の違いがあったので、今回はその件について書いてみたいと思います。
GRⅣについてはこちらの記事もご参考ください
スタンダードだとそこまでだけどネガ・ポジで撮ると。。。
ファーストインプレッションの記事でも撮り比べをしてみましたが、GRⅣの方がⅢに比べて若干明るくさっぱりした印象でした。

上の写真をみても良くも悪くもGRっぽさが薄れた印象があります。個人的には普段の家族写真に使いやすいのでこの写りの傾向は気に入っています。
そして上の写真をそれぞれカメラ内現像にてイメージコントロール・ポジフィルム調にしてものがこれです。


これ結構違いますよね。並べて見比べるとGRⅣの写真は間違ってネガフィルム調にしたのかなと思ったのですが、ちゃんとポジフィルム調になってました。
ヒストグラムで見比べてみる
さらに詳しく違いを見つけるために、先程の2枚の写真のヒストグラムを見てみましょう。


うーん、ある程度は予測していましたが中々興味深い違いがありますね。
まずGRⅣは赤と緑が持ち上がっているので全体的に暖色系(ウォームトーンって感じでしょうか)になっています。対してGRⅢはⅣに比べて左に寄っているので少し暗めで他の色の山に対して青が高いので青みがかった色になっています。
センサーとエンジンが違うので写りが違うのは当たり前ですが、ここまで違うとは思いませんでした。
好みは別としてどちらがポジフィルム調かと問われれば。。。。。GRⅢの方かな。
他のイメージコントロールでも比べてみる
ポジフィルム調以外でも色々と比べてみましょう。


ポジフィルム調と同様に、GRⅢはⅣと比べて青みが強いですね。ネガっぽい感じはGRⅣかな。


GRと言えばハイコントラスト白黒。モノクロなので色の違いはないですが、GRⅣはハイライトに引っ張らているような印象がありますね。
ハイコントラスト白黒の好みでいえばGRⅢかな。


続いても白黒で比較してみます、今度はモノトーン。GRと言えばはコントラスト白黒が人気ですが、個人的には優等生的なモノクロでその分調整の自由度が高いのが『モノトーン』が好きです。
どちらも同じ露出で撮影していますが、GRⅣは信号の点源がはっきりと写っているのがわかります。ISO12800の高感度での撮影ですが、白黒なのでノイズはそこまで気にならないかな。
全体的にGRⅣの方がさっぱりクリアにみえるのと、若干だけど階調が良い気がする。


もう一枚ポジフィルム調で比較、やはりGRⅣはさっぱりした印象を受けますね。
ちなみに実際の色でいうとGRⅣの方が近いと思います。同じポジフィルム調でもプロビアとベルビアのように違いがあって面白いですね。ちなみに私はプロビア派でした。
感想・まとめ
