
今一番売れているビデオカメラと言っても過言ではない『Osmo Pocket3』の発売からおよそ2年半。遂にDJIから『Osmo Pocket4』が発表されました。
今回は初代Pocketkから2→3と愛用してきた根っからのPocketフリークである私が、色々な前情報を元に『Osmo Pocket4』を詳しく見ていきたいと思います。
- DJI Pocketってどんなカメラなの?
- Osmo Pocket4のスペックを見てみる
- 気になった点と噂のPocket4 Pro
- スタンダードコンボとクリエーターコンボの違い
- 中国のDJIサイトで『OSMO POCKET4P』なるカメラが登場
- 感想・まとめ
DJI Pocketってどんなカメラなの?

今更ですがDJIのPocketシリーズは簡単にいうと「3軸メカニカルジンバルを内蔵した超小型ビデオカメラ」です。
スマートフォンや一般的なアクションカメラとは根本的に異なるアプローチで映像のブレを補正するデバイスであり、日常のVlog撮影からプロのサブ機まで幅広く運用されています。
DJIにはもう一つ人気のシリーズとしてActionシリーズがありますがそれぞれ得手不得手があり、簡単にいうと画質優先の『Pocket』シリーズと使い勝手優先の『Action』シリーズだと個人的に思っています。
どちらのシリーズも日常のVLOGを撮るなら大きなミレーレスを持ち出すより遥かに運用が楽なので、家族との日常的な撮影にもオススメです。
Osmo Pocket4のスペックを見てみる
ということで早速発表された『Osmo Pocket4』のスペックを見ていきたいと思います。進化点が分かるように『Osmo Pocket3』との比較表を作ったのが以下です。

赤字になっているのが個人的にみて勝っている点になります。こう見ると「Osmo Pocket4めっちゃ進化してるやーん!」って感じますね。
ではどこがどう変わったのかを次に詳しく見ていきます。
一新された積層型CMOSセンサー

まずはセンサーですがサイズは変わらず1インチCMOSを採用していますが、センサー自体は新型のようで公式HPにもPocketk4のセンサーは一新された積層型の1インチCMOSセンサーであると謳われています。
実際に『Pocket3』と比べてどれほどの差が有るのかが気になりますが、高ダイナミックレンジ強調しずぎてHDRっぽくなっていないか少し心配です。
ちなみにレンズは換算20mm/f2.0となっているので『Pocket3』と同じものだと思います。
ディスプレイのサイズ変更は無しでも輝度が上がった

回転式のOLEDディスプレイはサイズこそ変わっていませんが輝度が700ニト→1000ニトに上がっています。これは地味に嬉しいですねー。
スローモーション性能が向上
スローモーション撮影の時間分解能力がPocket3の4K/120Pから4K/240Pへと進化しています。30Pで編集するとして8倍スローで再生できるのは凄いですね。
いつも参考にしてるリチャードさんの動画でもスローモーションで撮影していましたが、あれだけの映像がこの小さなカメラで撮れるなんて凄い時代だなと改めて思いました。
D-LogM→D-Logが使用可能になった

ようやくPocketシリーズでD-Logが使えるようになりました。思い返せばPocket2まではD-CinelikeというカラープロファイルでPocket3になり「Logで撮れるぞー」と期待したらD-LogMで少しがっかりしたのを覚えています。
なので念願のD-Logなのですが、それと別に残念な点が1つ。今回「Osmo Pocket4」ではHLGでの撮影はサポートしていないようです。
『Osmo Pocket3』ではD-LogMで撮影するよりHLGで撮影してRec.709に編集することが多かったので少し残念です。あと純粋にHLGの映像を楽しみたい方にも残念な変更点になるかもしれませんね。
ちなみに最大ビデオビットレートはPocket3の130Mbpsから180Mbpsに上がっています。
トラッキング機能とフォーカス性能が進化

今回新しく進化したActiveTrack7.0では最大4倍ズームまで人物・車両・ペットなどほぼ全ての物体をトラッキングできるようです。
そして新しく2つのモードが追加されており、ダイナミックフレーミングモードではジョイスティックを使用して追跡対象を3分割法や黄金螺旋に従って配置できるようです。
そしてオートフォーカス性能も上がっており、検出された顔(灰色)をタップするだけでフォーカスを合わせ続ける(黄色に変化)こと可能。
また事前に最大3人まで登録でき、カメラが自動的にその人物の追跡とオートフォーカスを優先的に行う機能も追加されています。
個人的にこの機能は家族VLOG撮影には頼もしい機能ではと感じました。まぁ実際使ってみたいと分かりませんけどね。
内蔵ストレージ107GBでUSB3.1対応

最近のDJI製品の流れから想像は出来ましたが『Osmo Pocket4』にも内蔵ストレージが実装されました。どんな性能向上よりこれが一番実用的なアップグレードかもしれませんね。もちろんmicroSDカードも対応しているのでそこは安心です。
公式の情報によると、内蔵ストレージを使用した標準ビットレートでの4K60Pでの撮影では220分撮影可能だそうです。
そしてUSB3.1接続に対応したことで有線転送速度が最大800MB/sとなっています。ここも実用面で非常に有り難いですね。
Action6の最大転造速度である300MB/sでも爆速に感じたので、その倍以上となると素材取り込みの手間が大幅短縮されるじゃないでしょうか。
2倍のロスレスズームと専用ボタンの追加

『Pocket3』にもファームウェアで実装されたロスレスの2倍ズームでの撮影が『Osmo Pocket4』では最初から実装されています。センサーの画素数があがっているのでズーム時の解像感も上がっていると思われます。
そしてなにより嬉しいのが今回新たに2つのボタンが追加された事です。これにより素早くズームできるのは勿論、カスタムプリセットボタンにジンバルモードを設定しておけばフォローやチルトロック等のモードを素早く変更することが可能です。
『Pocket3』はこのジンバルモードの変更がやや手間で、発売当初から不便だど感じていた箇所なのでこのアップデートは個人的にめっちゃ嬉しいです。
やっぱりタッチパネルを操作するのと、割り当てられた専用のボタンで操作するのって雲泥の差なんですよね。
バッテリー容量が1300mAh→1545mAhに増加

バッテリーの容量も1300mAh→1545mAhと増加しており、バッテリー駆動時間は240分となっています。これはバッテリー交換ができないPocketシリーズには嬉しいアップデートですね。
ただ色々と先行レビューをされている方の動画を見てみると、バッテリー増加に伴い満充電に掛かる時間も少しだけ伸びているようですね。
サイズと重量が微増

色々とPocket3からアップデートがされている『OSMO POCKET4』ですが、残念ながらサイズと重量もアップデートされています。
とはいっても重量で僅か10gでギリギリ200g以内に収めてきたの許容範囲かなと、個人的には思っています。
有り難いことにサイズが殆ど一緒なので『Pocket3』用のアクセサリーを併用できるようです。バッテリーグリップもPocket3の物が使用可能みたいなのでかなり有り難い。
気になった点と噂のPocket4 Pro
ここまで『Osmo Pocket4』のスペックを詳しく見てきましたが、全体的に『Pocket3』から順当な進化をしていると思います。
ただ凄い進化では無くて、痒い所に手が届くみたいな感じでしょうか。正直Pocket2からPocket3の時のような驚きは感じないかな。
そして『OSMO POCKET4』で個人的に気になった点は以下の点
- ダイナミックレンジ向上により極端に画作りが変わっていないか
- HLGが非対応になった
- そもそもPocket3と比較して撮れる画に大きな違いがあるのか
- ジンバル部の機械的変更・アップデートが無い
まぁどれも実際に使ってみない何とも言えないんですが、先行レビューを見る限り実際の映像からネガティブな感じは無いかなと。まぁ敢えてネガティブな事を言えば、レンズもジンバルも『Pocket3』と同じなので実際に撮れる画にどれ程の違いがあるのかと。
と、ここで気になるのが度々噂されているあの機種。

そうOSMO POCKET4PROなる2眼タイプのジンバルカメラです。噂では望遠レンズを備えた機種のようでノーマルのPocket4よりも高性能な機種になるとか。
その他にもInsta360から『Luna』なるジンバルカメラの登場も噂されているようで、今回発表された『OSMO POCKET4』の購入を迷っている方も多いのでは無いでしょうかね。
私も「急いでいないし今回はPROまで待つかなぁ」と考えていたのですが、初代から使い続けているユーザーとして自分で実際に使って評価してみようと考えてクリエーターコンボを注文してみました。
スタンダードコンボとクリエーターコンボの違い

今回私はクリエーターコンボを購入しましたが既に『Pocket3』をお持ちでアクセサリー所有している人は、お持ちのアクセサリーが『OSMO POCKET4』で使用可能なのでスタンダードコンボを購入するのがコスパが良いですね。
あえてクリエーターコンボを選ぶとすれば初めてPocketシリーズを購入する人か、『DJI Mic3』と新しく出たライトが欲しい人ですかね。
私はMic3(持っているMic Miniで十分)もライトも興味なかったのですが、購入後にやっぱり欲しかったとなったら嫌なのでクリエーターコンボにしました。
ちなみに今までの経験上、DJI製品はスタンダードコンボの購入が一番コスパ良いと思ってます。アクセサリーが後で必要になったら時は時期によりますが単品で購入したほうが安くなっている事が多いからです。
「じゃあスタンダードコンボにしろよ」と突っ込まれそうですが、ほら全入りって何か良いじゃないです。車もオプション全部入りの方が満足感あるみたいな、全部入り買った事ないけど。。。。
中国のDJIサイトで『OSMO POCKET4P』なるカメラが登場

中国DJIのHPに『OSMO POCKET4P』なるカメラのティザーが公開されています。多分これが噂にあったPRO版のOSMO POCKET4なのでしょう。
公式からアナウンスされたと言う事で出るのは確実ですが、問題はいつリリース?日本でもリリースされるのか?ですね。

これでけ詳細な画像を載せて宣伝しているので、そう遠くない時期に正式な発売日が発表されそうですが、それにしても『OSMO POCKET4』の発表から間もなくというのが何とも嫌らしいと感じたのは私だけでしょうか。日本国内でも同時期にアナウンスしてくれたら今回『OSMO POCKET4』を購入予定の人も一考できたのになぁと。

今回明らかになっている『OSMO POCKET4P』の製品写真から見るに縦型の2眼タイプを採用したジンバルカメラで、ジンバル部より下は『OSMO POCKET4』と同じと推測されます。
肝心のレンズ部分は下部レンズ下に『1-INCH』とあるので『OSMO POCKET4』と同じセンサーとレンズ(20mm/f2.0)を採用し、上部レンズは3×とあるので3倍の~60mm辺りまでのズームレンズを備えているのかな?と推測。
あのサイズでズームレンズとなるとセンサーサイズは多分ですが、1インチよりも小さなセンサーになるではと予想されます。
個人的にVLOGカメラにはズーム機能を求めていないので、このまま『OSMO POCKET4』の購入しようと考えています。1インチセンサーのままで画角40~50mm程度のレンズなら面白いなぁと期待してたのですが、そんなニッチな製品は作らないか。
あくまで個人的な予想で実際は全く違うアプローチのジンバルカメラかも知れませんので、あしからず。
感想・まとめ
今回は新しくDJIから発表された『OSMO POCKET4』について書いてみました。
発売が4/22なので来週末のお出かけには間に合いそうなので、また使用した感想等を書いてみたいと思います。
そうそう、Pocketシリーズを購入される方は『DJI Care Refresh』の加入をオススメします。
Actionシリーズにはあまり必要ないと思うのですが、精密な機械式ジンバルを搭載しているPocketシリーズでは入っている方が精神的な安心感もあるのでオススメです。
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今回ケースが付属しないので裸で運用する人は液晶保護も忘れずに。