TTArtisan 50mm f/2 なるレンズが発売されると聞いて50mm大好きな自分の食指が動かない訳がなく、即予約して発売日(実際にはメールで少々遅れます連絡があり)には手元に届いてました。ただ8月は何かとバタバタしていて最近ようやっとカメラに付けて撮ることができたので色々感想を。。。
サイズ比較
箱開けてまず思ったことはちっさ!!これほんとにフルフレーム対応の50mm/f2なのと疑いたくなるようなサイズです。参考までにLマウントのLUMIX廉価50mmとマイクロフォーサーズの換算画角50mmのレンズと比較してみるとこんな感じ。。。
このサイズなのに手に持った感じでは作りにチープさを感じことなく、逆に金属の重みを感じるクオリティーさえ感じるんだから中国の物作りのパワーを感じます。。
Lマウントの標準域お散歩レンズの定番と比べても。。。
仕様
レンズ構成などは以下の通りです。
- フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
- レンズ構成:5群6枚(高屈折レンズ2枚)
- 対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
- 最短撮影距離:0.5m
- 絞り:F2-F16
- 絞り羽根:10枚
- フィルター径:43mm
- サイズ:約 Φ60×35 mm
- 質量:約 190-212g
最短撮影が0.5mと寄れないのとMFというのが引っかかるかも知れませんが、そもそもがお値段¥12000以下で購入できる開放f2のレンズなのでウィークポイントって言っちゃうのは可愛そうな気がします。。。
使用感
カメラ本体もLUMIX S5やSigma fp など小型ボディで使ったほうが似合いそうですが、そこはあえて大型ボディのS1につけてっていうか持ち合わせのLマウントカメラが今はS1しか手元にありません。以前はS5も所有していたのですがS1との比較で手放してしまいました、この件はまたいずれ機会があれば。。。
撮影した感じはフォーカスリングのトルクも適度にあり絞りもクリック感があり気持ちよく操作できますね、小ささからくる窮屈感も若干ありますが許せる範囲です。ただ着脱時だけはマイナスポイントですね、何処を持ってレンズを回せばいいかわかりません。。。
S1での撮影は高精細なEVFと私がS1を大好きな理由の一つである心地よいシャッターフィールにより気持ちよく撮影できました。最近は動画撮影の割合が多く尚且つ、久しぶりのMFレンズということも有り純粋に写真を撮る事を楽しめました。
作例
あれこれ言うより撮った写真見せるほうが早いので以下作例です。。そもそもあれこれ語れる知識も語彙も持ち合わせていませんが。。。
撮り終えてみて・感想
作例の絞り値は開放とF2.8で撮ってます。レンズの描写性能は絞ればそれなりに解像しているように思いますが、像面湾曲があるようでかなり絞らなければシャキッとした絵にならないようですね。周辺減光はこのサイズですからそれなりにあります、逆光耐性も強くなくフレア・ゴーストも出ますが、この値段とサイズなのでそういうの全部引っくるめてこのレンズの味だと思えば楽しめるレンズだと思います。っていうかあえてその辺りを生かした写真を撮りたくなってきますよね、こういうレンズって。
今回はRAWをカメラ内現像しましたが、Lクラシックネオがいい感じにハマりますね。次回はLクラシックネオで決め打ちで撮っても楽しいかな、ファインダー覗い時に絵作りが決まってる方が何かとブレなくていいのが撮れたりするような、しないような。。。
で結論を書くと、50mmという画角が好きでオールドレンズっぽい写りのMFレンズでスナップしたい人は楽しめるレンズだと思います、価格も安いしね。