突然の発表&発売で世間(とまでは大げさですか。。)を驚かせたPRUSA MK4ですが、4/12に組み立てキットの方も販売開始されたようです。
以前の記事でキットは品切れ中と書いたのですが、どうやらまだ発売されていなかったみたいです。
5月後半に発送開始で、今発注すると7月頃とのこと。
PURUSA MK4の詳しい情報はこちらにも書いてます。
今回はPRUSA MK4(以下MK4)と最近発表された3Dプリンターを比べてみたいと思います。
最近発表された3Dプリンター
Creality K1シリーズ
まず1つ目はCreality社のK1シリーズです。CrealityといえばEnderシリーズが有名ですね。
Creality社は中国は深センにある企業で、K1シリーズは4月の上旬に催された9周年イベントで発表されたフラッグシップモデルになります。
Core XY構造になっており印刷速度は最大600mm/sという高速印刷を実現しているようです。
造形サイズはK1Maxが300×300×300、K1が220×220×250となっており210×220×250のMK4より大きいですね。
その他にもオートレベリングは勿論のことWifiにAIカメラやK1MaxにはLiDARカメラもついているようで、これにより正確なレベリングやプリントチェック機能を搭載しているようです。
後は箱型の特徴を生かした空気清浄機能(K1Maxのみ)なんかも付いていて、気になるお値段がK1Max 999ドル・K1 599ドルとk1に至ってはMK4の組み立てキットの799ドルよりお安いです。
これだけの機能を考えればコストパフォマンスはかなり高いと言えるのでは無いでしょうか。
現時点(2023年4月)で日本における販売はされていませんが、近々SK本舗さんが予約開始されるようです。
※2023/5/21更新
SK本舗さんとサンステラさんが予約開始されてます。どちらも5月下旬~6月上旬ぐらいの納期のようです。今なら早期予約特価で¥88,000で予約販売されています。
QIDI TECH X-Plus3
お次はQIDI Tech社のX-Plus3になります。
こちらも中国の企業になり密閉・箱型の3Dプリンターを主に販売していようです。新しく発表されたX-Plus3も箱型の3Dプリンターになります。
最大印刷速度は600mm/s・造形サイズは280×280×270・Core XY構造・KLIPPER対応の64bitプロセッサにWifiと最近の流行りをこれでもかと詰め込んだ機種になります。
面白いのは初めからホットエンドとノズルが2個用意されおり、一つは硬化ノズルになっているようです。
気になるお値段は。。。。。。。。¥150,100と$換算すると1120$となりMk4の組立て済みと同価格ぐらいですが、現在初回割引で¥109,100で購入出来るようです。
日本への発送も対応しており4月下旬発送開始予定で初回割引のキャンペーンは5月末までのようです。
※2023/5/21更新
QIDI TECHさんのサイトを見ると、どうやら完売されたようです。次の発売時期は書かれていません、上位機種のX-MAX3はまだ購入できるようです。
既に海外の方の比較動画もいくつか有るようです。
発売済みだけど気になる3Dプリンター
発表はされて発売済みだけどMK4のライバルになりそうな気になる3Dプリンターとも比べてみたいと思います。
Bambu Lab X1・Carbon
まずはKickstarterであっという間に目標額を超えて一躍人気の機種になったBambu Labです。
Core XY構造・最大速度500mm/s・造形サイズ256×256×256・自動レベリング・振動補正・LiDARを含む40個以上のセンサー・マルチマテリアル(多色印刷)機構とこちらも非常に魅力的な機種になってます。
印刷品質も大変良いみたいでクラウドファンディングの目標額の440倍の5億8000万円を集めた人気の理由もわかります。
最近はこの機種との比較動画が多いことから新たなベンチマークになりつつ有るのかもしれませんね。
残念ながら現在日本への出荷はされていないようですが(技適関係?)予定はされているようです。
※2023/5/21更新
ようやく日本での販売が開始されたようです。気になるお値段は。。。。。。。。。X1-Carbonが¥209,000-でした。う~ん予想していたよりお高いかなぁ。
AMS(Automatic Material System)が付いたモデルは¥249,000-で販売されています。
AnkerMake M5
少し前に発売されて話題になったAnkerMake M5ですが、こちらは日本人のレビューも沢山あり気になっている方も多いのでは無いでしょうか。
印刷速度250mm/s・オートレベリング・AIカメラ・造形サイズ235×235×250と上で取り上げた機種と比べると少し機能的に弱いですが、あのAnkerが出しているという安心感(なのかな?)から3Dプリンターが初めての人達にも人気があるようです。
お値段は¥99,990となっとおり、MK4の組み立てキットと同じ位の値段設定でしょうか。実際は現在MK4を購入するためには、今現在は個人輸入の為に送料と関税が掛かるのでMK4の方が費用はかかります。
Prusa XL
最後はPrusa XLです。このブログでも何回か取り上げた機種ですが、私もプレオーダー中の機種になります。
Core XY構造・造形サイズ360×360×360・ロードセルによるレベリング・ツールチェンジャーシステム・WIFI
となんといっても360×360×360の造形サイズが魅力的ですよね、ただプリンターサイズも800×800×900と巨大なものになっております。
すでに初めの出荷が開始されおり、今注文すると2023年末になるようです。結構待たされますね。。。
実際に手に入れた海外の方たちのレビューも上がってきているようです。
まとめ
いくつか気になっている機種を今回調べてみましたが、PRUSA以外にも魅力的な機種が沢山ありますねー。次に買うならCore XY構造の箱型がいいなと考えていてXLの大きさが気になっていたのでBambu Labはとても良いなーと思います。
あとやっぱり印刷速度の向上を全面に押し出した機種が多いのをみると、今の3Dプリンターの流行りはそっち方面なんでしょうか。まぁ早いにこしたことは無いのですが、あれって印刷物の強度的にどうなんでしょうかね。また調べてみたいと思います。
あとは今回は取り上げませんでしたがDIY系の3Dプリンターってのもあるようで、う~ん沼深そうだ。。。
私が愛用中のPRUSAの3Dプリンター、造形サイズが許容できるならおすすめです。
まだまだ現役で通用する名機。MK4へもアップグレード可能です。