以前に過去に撮ったフィルム写真の場所を、GRⅢ/GRⅢXで撮影してフィルム写真を再現をした動画の解説を書いたのですがその続きになります。
※その1と動画はこちらになります。
GRⅢのカメラ内現像でフィルムライクに現像してみる
動画内のGRⅢ/GRⅢXで撮影したものは全てカメラ内でイメージコントロールを使用して現像しています。サードパーティ製のRAW現像ソフトは使用していません。
では前回の続きの5枚目から解説してきます。
5.桜と鳥居
5枚目は漁港近くのとある神社の鳥居です。ちょうど桜の時期に通りかかり鳥居の赤と桜の淡いピンクのコントラストが綺麗で、Hasselblad 500C/MにFuji Film PRO160NSを詰めて撮影しました。
この頃はちょうど中版のHasselblad 500C/Mにはまってて色々と撮りましたが、このフィルムも良く使った記憶があります。確か公式ではポートレート用フィルムだったと記憶しているのですが、もっぱら私は風景撮影に使用していました。
忠実なバランスの取れた色再現性に160という100より半段余裕がある感度がまた使い勝手良く気に入っていました。
ただ残念なことに2021年に生産終了となったようです。
GRⅢの現像詳細は以下です。
・イメージコントロール:ネガフィルム調
・彩度:+1 ・色相:0 ・キー:+1
・コントラスト:+1 ・明部コントラスト:0
・暗部コントラスト:0
・シャープネス:-1 ・シェーディング:0
・明瞭度:0
・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ
・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 A5G2
桜の時期まで待って(ちょうど今か。。)GRで撮影したら良かったのですが、限られた時間での撮影でしたので残念ながらまだ花目もついていません、残念。。。
もう少しホワイトバランスで青みを出しても良かったのかもとちと反省です。
6.漁港と船と軽トラ
6枚目は5枚目の神社の近くにある漁港の写真です。私が住んでいる所は海が近くで海岸や漁港が多く、お写んぽすると必然的に船やら海の写真が多くなります。
写真の漁港は少し離れたところにあるのですが、小さな頃によく遊んだ地域でたまにふと寄りたくなる場所です。そういう場所って誰にでもありますよね。
フィルム写真はお気に入りの組み合わせのOlympus OM4-Ti+KODAK EKTAR100です。ほんとこのカメラとフィルムのセットで沢山撮りました。
久しぶりに訪れたこの港は新しい桟橋が増えたり少し変わった所も有りましたが、ほんのりと漂う潮の香りが少年期の記憶を思い出させてくれました。
上手いこと軽トラ停まっててくれたら言う事なかったのですが、そうは上手いこといきませんよね。。。
GRⅢの現像詳細は以下です。
・イメージコントロール:ネガフィルム調
・彩度:-1 ・色相:0 ・キー:-3
・コントラスト:+1 ・明部コントラスト:0
・暗部コントラスト:-4
・シャープネス:-1・シェーディング:0
・明瞭度:0
・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ
・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 G9B5
7.漁港の作業場
7枚目も同じく漁港シリーズです。この作業場では遊んでは事は無かったのですが、奥に見える土と砂利の山の辺りは良く遊びました。今考えると不法侵入ですし危険ですね。。。子供の頃の事なので時効ですよね。。。すみません。
フィルムも同じくOlympus OM4-Ti+KODAK EKTAR100です。
明暗差がある難しい一枚ですがラチチュードに余裕があるネガと露出計が優れていたOM4-Tiで上手に露出を収めてますね、決して私の腕ではありません。。。
GRⅢXは言わずもがなさすがの描写で明暗きっちりと描写しています、ただフィルムに合わせてもう少しアンダーにしても良かったかもですね。
GRⅢの現像詳細は以下。
・イメージコントロール:ネガフィルム調
・彩度:-1 ・色相:+1・キー:-3
・コントラスト:0 ・明部コントラスト:+4
・暗部コントラスト:-4
・シャープネス:-1 ・シェーディング:-1
・明瞭度:+2
・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ
・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 G9B5
8.大鳥居とタンク
8枚目もまたまた漁港シリーズの近くでの一枚。5枚目の神社とは別の比較的おおきな神社が漁港の近く(5枚目の神社とも近いので神社多いですね)にあり、そこの大鳥居から6枚目の奥に見えるタンクが見えてたまたまそこを近所の人が通りかかったので撮った一枚です。
漁港シリーズお馴染みの組み合わせOlympus OM4-Ti+KODAK EKTAR100で撮影しています。レンズは多分なんですがOM50mmF2 Macroかな、もう手放しましたが良いレンズでした。
こうしてみるとやっぱりネガフィルムのコントラストの高さが良くわかりますね。色味も含めて再現を試みたのですが、ベースをポジフィルム調で現像した方が上手く行きそうな気もしますね。
GRⅢの現像詳細は以下。
・イメージコントロール:ネガフィルム調
・彩度:0 ・色相:+2・キー:0
・コントラスト:0 ・明部コントラスト:+3
・暗部コントラスト:-1
・シャープネス:+1 ・シェーディング:-1
・明瞭度:+2
・周辺光量補正:オン ・高感度N:オフ
・シャドー補正:低 ・WB:太陽光 G9B5
最後まで解説したかったのですが今回はここまです、次回にまた続きます。