ようやく長かった夏日も終わりを迎えたようで、朝晩は過ごしやすい季節になってきました。ほんとに今年の夏は暑かった。。。
秋が訪れて過ごしやすくなってくると、子どもたちとお出かけやお散歩をする事が増えてきます。
少し前ならカメラバッグの中にはメインの一眼レフにサブのコンデジ、動画用にDJI Pocket2を入れてNDフィルターと予備バッテリーにetc.....
と結構な物量を持ち歩いていたのですが、最近は「もうOSMO ACTION4にGR3でいいじゃん」と軽量&お手軽装備に嵌まっています。
まぁ撮れる絵も綺麗ですし何も不都合は無いので、これはこれで完結してる感があるのは事実です、やっぱり軽さは正義ですね。
そんなヘタレな私ですが、週末にS1とS50mmF1.8で近所の散歩がてら少し撮ってきました。
最近の外出時の一眼メイン機はS5M2なのですが、S1を手に取った理由は特に無く久しぶりに外で使いたかった(室内ではS1をメインで使用しています)ぐらいの気持ちだったと思います。
S1についてはこちらもご参考ください
写真機としての魅力はまだまだ一級品
久方ぶりにS1で写真を撮ってどうだったか?。。。明らかにS5M2で撮る時と高揚感というか撮る楽しさが違います。一度シャッターを押すと明らかに違います。
この差は何処からくるのか。フェザーシャッターからくるシャッターフィーリングの違いなのか、はたまた重量級のボディからくる剛性の違いなのか。
実際 LUMIX S5M2も決して悪い機種ではなくコンパクトに纏められた非常に良く出来た動画・静止画のハイブリッドカメラだと思います。
ただS1は腐ってもナンバリング1のフラッグシップモデル、ボディの作りの良さはやはり違いがあります。
他のカメラと比べたS1の優位性
フラッグシップといっても発売から4年が経ったカメラ。今更あえて使う理由はあるのか、ここでS1の優位性を考えてみましょう。
といっても他社のミラーレスカメラはもう長い事使用していませんので(過去にはオリンパス機キヤノン機を所持)LUMIX機
- S5
- S5M2
- GH6
- G9pro
を実際所有・使用した経験と他社カメラの諸元等を比較して考えて見ます。
シャッターフィーリングが最高
これは一番に上げたいポイントですね。私が過去に所有したどのカメラより良いです。
メカシャッターレスのカメラも出てきている昨今、古い考えだと分かっているのですが、スチルを撮るならやはりメカシャッターは欲しいです。
やっぱり撮っている手応えが欲しいのです。昔ハッセル(501CM・SWC)で撮っている時の「ボフ!」という音が大好きでした。いやあそこまではミラーレス機に望んでませんよ。。。
ファインダーが最高
ここもポイントが高いですね。現在市場に出ているミレーレスカメラで一番解像度が高いEVFはソニー機の944万ドットの物だと思うのですが、S1は576万ドットです。
数字だけみると1.5倍以上の差があるのですが、EVFの性能は解像だけではありません。接眼光学レンズなどやフレッシュレート等の性能によっても大きく見え方が変わります。例えばニコンのミラーレスカメラなどは解像度は控えめですが”見え”の良さは評価が高いようです。
S1のEVFも例に漏れず今でも十分に通用するどころか、このレベルのEVFを搭載したミラーレス機はまだそんなに無いと思います。
三軸チルトモニターが良い
S5M2とS1の違いで一番感じるのはここです。個人的には動画撮るにもバリアングルは使いにくいです(自撮り等はしないので)、静止画なら尚の事使い勝手が悪いです。
S1HやGH6のチルトフリーバリアングルも良いのですが、私の場合は静止画をウエストレベルで撮る事がよくあるのでチルト出来る範囲が多い普通のチルトモニターが使い勝手が良いです。
最近ではZ9の4軸チルト、α7RVの4軸マルチアングルなんてのもあるのですね。一度使ってみたいけど、やっぱりチルトでいいやってなりそうではある。
物理ボタンが多い
これはS5M2と比べてになりますがやっぱりボタンが多いと便利です。全面のFnボタンが2個、ロックレバーもあり全面にもファンクションレバーがあります。
MFアシストが20倍
MF撮影時のアシストが全画面表示だと20倍まで拡大できます。これS5M2だと何故か倍率が6倍までしかできません、何故?
↑ファームウェアでの機能追加でS5M2でもアシスト20倍が出来るようになりました!ありがとうパナソニック!
ダストリダクションがSSWF
これも最近のLUMIX機との比較になりますが、S1はオリンパスが開発したSSWF(スーパーソニックウェーブフィルタ)がダストリダクションとして搭載されています。
オリンパスをメイン機で使用していた時期もあるので良く知っていますが、この機構はほんとにゴミが付きにくいです。
ただS1の場合は4/3センサーのオリンパス機と比べて幾分がSSWFでもゴミが着く印象があります。
最近のLUMIX機のダストリダクションはセンサーシフト式なのは大人の事情なのか、メーカーからハッキリした説明がないので(センサーシフトで十分です等)なんかモヤモヤしますね。
他社の最新ミラーレスカメラもSSWFと同じ超音波方式を採用した機種が出てきているのでLUMIXには頑張って欲しいですね。
もちろん動画も綺麗
と言っても4K120Pで撮るとかノンクロップ4K60Pで撮るとか、RAWで撮るとかは無理です、でも日常を4K24Pないし30Pで撮るとかならまだまだ一線で使えるカメラです。
そして有償のアップグレードになるのですが4:2:2:の10bitで撮れます。LUMIXのV-logは扱いやすくてほんとに良い絵が撮れるので是非一度使ってみて欲しいです。
S1で撮った写真・サンプル
過去にS1で撮影した写真を見返してみるとS5M2とはやはり画作りが違うなと感じました。どちらもJPEG撮って出しでLUMIXらしい美しい画が撮れるのですが、S1の方がよりナチュラルというか記憶色に近い感じがします。
感想・まとめ
色々とS1の優位性を上げてきましたが、勿論いまいちなポイントもあります。
- デカくて重い
- バッテリーの減りが早い
- 動画のAFは駄目・静止画のAFも完璧では無い
- 肩液晶はいらんかも
などいろいろとあります。今年の末ごろにS1系の後継機が出る、なんて噂もありますがS1Hの後継機の確率が高いと私個人は思います。
動画をメインストリームに置いている今のLUMIXは、S1の後継機はもうS5系と統合してS1Hだけを残すのでは、と個人的に予想してます。
そうなると俄然気になるのがS1Rですね。レビューを見ても撮れる画は評価が高いようなので、もし後継機が出ないのなら現行品を購入して壊れるまで使うのもありかな。