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中年オヤジの趣味と備忘録ブログ 

OSMO POCKET3 基本設定・メニュー解説

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手軽に高画質な動画を撮ることができるジンバル一体型のカメラのOsmo Pocket3、私も購入してから何時何処にでも持ち出すぐらい気に入っています。

そんなPocket3ですが少ないマイナス点としてメニューのアイコンが分かり辛いという所があると思います。

という事で今回はメニューアイコンの説明を含め、Pocket3の基本設定の解説をしていきたいと思います。

OSMO POCKET3に関してはこちらもご参考ください

 

 

メニュー画面アイコンの解説

まずメニュー画面の出し方ですが、電源をいれたら画面を上から下にスワイプします。

するとブログタイトルにあるような画面がでてきます。ここから色々と設定をするのですが全てアイコンで表示されていて、分かるものもあれば何だこれっていうのもあります。

各メニューのアイコンの説明は上の様になります。オプションのアイコンの六角形はスパナマークとかの方が分かり易いような。。。

 

メニュー項目説明

それでは各メニュー項目を左上から時計回りに説明していきますが、オプション/詳細の項目だけ設定項目が多いので一番最後に説明します。

 

撮影設定の保存

人の上半身マーク様なアイコンでは撮影設定の保存ができます。今現在の撮影設定をC1~C5まで保存させておくことができます、そしてその設定をすぐに呼び出す事ができます(と言っても物理ボタンに割り振れないので画面タッチで2アクションほど要ります)

言うならばカスタム設定のショートカット作成でしょうか。設定できるのは動画だけでなく、写真やタイムラプスなども可能なので、よく使うモードを設定しておくと便利かと思います。

 

画面回転&キャプチャー

画面回転&キャプチャーとは画面回転で電源ONしたときにすぐに撮影開始させる機能です。GoproやOSMO ACTIONシリーズでもあるクイックキャプチャーの様な機能ですね。設定できるのは以下になります。

  • カスタム(撮影設定の保存したC1~C5の設定)
  • 前回の設定
  • 動画
  • 低照度
  • ハイパーラプス

 

画面明るさの調整

太陽のマークのアイコンでは画面の明るさの調整ができます。%表示の下の白いバーを左右にスワイプすることで上げ下げすることが出来ます。

ちなみに私は屋外・屋内ともに50%~60%ぐらいにしています、そのぐらいでも屋外では問題なく視認できています。

 

フェイストラッキングON/OFF

四角い枠に人のアイコンでは自撮り・セルフィー時のフェイストラッキングのON/OFFが設定できます。

この設定をONにしておくと自撮り・セルフィー時に自動的にフェイストラッキングがONになります。Vlogで自撮りが多い方はONにしておくと良いかもしれませんね。自撮りを殆しない私は今のところOFFにしています。

 

画面回転の設定

一つ飛ばしまして次は画面回転の設定です。ここでは横撮り/縦撮りの撮影設定ができます。撮影設定なのに画面回転の設定なのはちょっとややこしいのですが、横向き・縦向き・自動回転とあり各設定時に画面に映る範囲は以下になります。

  横撮り 縦撮り
横向き 全画面 画面1/3
縦向き 画面1/3 全画面
自動回転 全画面

全画面

まぁ無難に自動回転が一番わかりやすく便利だと思うのですが、画面を横にすることで少なからず面積が増えるのでスリムに使いたい方は縦向き設定で運用するのもいいのかもしれません。

 

ジンバルの追随速度

人が走っているアイコンではジンバルの速度を設定できます。普通に歩き撮りするときはデフォルトで問題無いと思います。車載動画等や動きが激しい動画の場合に低速にしているとジンバルが画面の動きに付いてこれずエラーが出る事があるようです。

ジンバルモード変更  

Pocket3を動かしている様なアイコンではジンバルカメラで最も重要な設定であるジンバルモードの切替ができます。

以前に触れたことがありますがPocket2では物理ボタンにこの項目が割り振られていて撮影中でも簡単に切り替える事ができたのですが、現状Pocket3では一度メニュー画面に入ってからモードを切り替えるしかありません
フォローモードからチルトロックモードにすぐに切り替えたい時などは現状たど少し手間が掛かるのでは、ここはファームアップで何とかして欲しいところですね。

ジンバルモード追加 ※2024/6月16日更新

ファームウェアアップデート(v01.04.08.02)でFPV-ジンバルモードが追加になりました。

この新しいジンバルモードにすると、電源オン時または再センタリング時にカメラがタッチスクリーンと垂直に保持されるようです。被写体の追従時に有効のなジンバルモードのようですね。

オプション/詳細

メニュー画面左下の六角形のアイコンからはオプションの詳細設定が行なえます。ここは設定項目が多めですので、こちらで説明します。

 

ワイヤレスマイク

まず初めに出てくるがワイヤレスマイクの設定です。DJI Mic2が付属するクリエーターコンボを購入して場合はこちらでマイク設定をします。

付属していたDJI Mic2の電源をいれると自動的にPocket3に認識されて使用可能の状態になります。

単体ではまだ発売されていないのでDJI Mic2が欲しい人は、現状クリエーターコンボを購入するしかないです。

2024/1月よりDJI Mic2の販売が開始しています。

現在はトランスミッターの単体(ブラックとホワイトの2色展開)での販売とDJI Mic2+レシバーのセットでの販売、そしてDJI Mic2×2+レシーバー+充電ケースがのセットが販売されています。

 

モニター音量

撮影時に背面のUDBから音声をヘッドセット等でモニタリングできるのですが、その時の音量です。

LED

DJI Mic2本体のLEDのON/OFFが設定できます。

振動

DJI Mic2の録音開始・終了のお知らせの振動のON/OFFが設定できます。

音声と動画の同期

DJI Mic2本体内部には8GBの音声記憶が保存でき、この項目ではPocket3に保存される音声(マイクを使用した音声です)とは別にDJI Mic2にも音声を保存することができます。

ローカット

低周波の音をカットすることができます。エアコンの音なんかにも有効だと思いますが、実際に使用された方の感想ではちょっと音声が軽くなるようです。

32-bitフロート録音

なんとDJI Mic2は今流行の32bit録音も可能はようでこちらをオンにすると、DJI Mic2の本体に32bitフロートの音声が録音されます。ちなみにこちらをオフにして同期録音すると24bi録音になるようです。

32bitフロートでは、小さな音も大きな音もすべて拾うことができるため、編集の時に細かい音も逃さず扱うことができます。また、録音中に外の音や風の音が入ってしまったとしても、後からそれを綺麗に消す作業がしやすくなります。

トランスミッターフォーマット

DJI Mic2本体をフォーマットすることができます。

 

起動時のジンバル方向

電源を入れたときのジンバルの方向を設定できます。

設定できるのは前方・後方・前回の設定の3つです。

 

画面回転で電源オフ

Pocket3では画面の回転で電源をON/OFFがすることが出来ますが、回転での電源OFF時の設定をする事ができます。

設定できるのはいますぐ・2秒・しないです。せっかちな私は今すぐに設定してます。

 

セルフィー画面反転

自撮り時の画面反転のON/OFFが設定できます。文字が反転してているときはONにするといいと思います。

 

OTG接続

スマフォ等にUSBで接続してデータを転送する時に使用する設定です。

無線より遥かに早い転送が可能ですが、今の所Android端末だけ対応のようです。

 

無線接続

無線接続に関しての設定を行えます。周波数の切り替えや機器名・パスワードの確認なども見れます。

 

ウェアラブルモード

拡張アダプターを使って撮影する場合に設定すると便利な項目です。

同モードでは常にカメラが前に向くので手ぶらPOV撮影など撮る時には良さそうですね。このモードを使うとレンズはセルフィー時様にモニター側を向きます、そしてモニターは誤操作防止の為にロックがかかります。

画面が付きっぱなしなのはちょっと嫌ですが、また別で色々とテストできたらなと思っています。

 

ジンバルキャリブレーリョン

水平維持の異常や誤動作がでたらまずキャリブレーリョンしてみましょう。やり方は水平な場所に本体を置いて確認を押すだけ。キャリブレーリョン中はPocket3本体を動かさないように注意です。

 

ジョイスティック速度

ジョイスティックでジンバルを動かす速度を設定できます。

個人的には4~5辺りが使いやすいと思います。画面左のズームはジョイスティックでのデジタルズーム時のズームイン・アウトの速度の設定です。

 

動画圧縮

動画の圧縮方法の設定を行えます、選べる圧縮方法は2通りでHEVCとH.264です。HEVCというのはH.265の事でH.264よりも高圧縮になります。

パソコン上で動画編集ソフトやWindowsの標準再生ソフトで再生ができない場合は(DaVinci Resolveの無料版ではHEVCの読み込みは正常にできません)H.264に設定してください

ただしH.264の圧縮方法だと撮影できないモードが結構あるのでできればHEVCでの圧縮をおすすめします。

 

Pocket3の操作音の設定です。結構うるさいのでミュートで良いかと。。。

 

グリッド

オンにすることで画面にグリッド表示を出せます。グリッドがある事で基準線にもなるし構図の決定がし易いですので常にオンで良いと思います。

 

ちらつき防止

フリッカー防止の設定が行なえます。

50Hz・60HZと切り替えができますが、今の所は自動でもあまりフリッカーに困っていないので自動で良いかと。

 

タイムコード

タイムコードの設定を行なえます。複数のカメラで撮影した場合での同期に便利な機能です。

 

各種設定管理

フォルダ名のカスタムを行えます。カードを複数で運用している時なんかは分かり易い番号にしたら便利だと思います。

 

画面オフ録画時

録画時の画面オフまでの時間を設定できます。定点を長時間撮影する場合やタイムラプス等取る場合は設定するとバッテリーの節約と内部温度の上昇を抑えることが出来ると思います。

 

自動電源オフ

何も操作がされなかった場合の電源オフの設定です。30秒~30分までの範囲で設定できます。電源オフ設定を切ることは出来ない様です。

 

LED

本体ジョイスティック上にあるLEDのON/OFFの設定です。タリーランプの役目も兼ねているのでオンがおすすめです。

 

前回のライブ配信を継続する

Pocket3はスマフォアプリのDJI MINOを使用することでライブ配信を行う事が出来ます。この項目を選択すると前回のライブ配信設定に応じて配信を続ける事ができます。

 

言語

ここはもうお好きな言語をお選び下さい。私は日本語しかわかりません。。。

 

フォーマット

SDカードのフォーマットを行います。画面のSDカードのアイコンを左から右にスワイプすれば実行します。私はエラー防止の為にデータをPCに取り込んだ後は毎回フォーマットしてます。

 

工場出荷状態に戻す

あまり使う事は無いと思いますが、文字通りに出荷状態つまり初期状態に戻ります。全ての設定が初期化されるのでご注意下さい。

Pocket3の機嫌がどうしても治らない時は最後の手段としてご使用下さい、あとは人から譲り受けた時などは一度リセットするのも良いですね。

 

機器情報

機器名やシリアルナンバー、ファームウェアバージョン等が表示されます。クイックスタートガイドも見ること出来るので、初めての方は一度見ておいても良いかもしれませんね。
ログをエクスポートをタップすると、ログ情報をSDカードに書き出せます。

 

コンプライアンス情報

コンプライアンス情報の一覧を見ることができます、技適マークもここに入ってます。内蔵バッテリーの容量や入力電流等の情報もここに載っています。

 

感想・まとめ

今回はOSMO POCKET3の基本設定とメニューの解説をしてみました。私もまだまだ使い初めですのでもしも間違っていればコメントからご指摘頂ければ助かります。

さてPocket3ですが一ヶ月弱使って見た感想は「懐の広い、期待以上のカメラ」です。これ一台で何でもって訳にはいきませんが、日常の撮影ではもうPocket3だけで事足りに様な気がしてます。

ただ、ジンバル付きカメラという事で設定が普通のカメラと少し違ったり、取り扱いがアクションカメラの様に雑に出来ないので、その辺りはやはりカメラの特性を見極めなければとも思っています。

今回は基本的な設定だけでしたが、もう少し使い込んでから踏み込んだ設定の記事を書けたらいいなと思ってます。

 

本体を買ったら画面保護も忘れずに。

純正には無いND8が嬉しいですね、CPLもセットです。
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