LUMIXの高画素機といえば『S1R』。4730万画素のフルサイズセンサーを搭載した高画素フラッグシップ機で、発売から4年程経過した今もセンサースコアでは上位に入っている名機です。
私も兄弟機のS1を愛用していますが、ボディの作りは他のLUMIXシリーズとは一線を画していて手にするだけで「いいカメラだな」と感じさせてくれます。
もちろん使用感もとても良く、三軸チルト液晶は静止画ユーザーにはとても使い勝手がよくEVFも見やすく、シャッターフィールも心地よいです。
そんなLUMIXシリーズの中で孤高の高画素機であるS1R、最近の動画寄りのLUMIXの展開をみるに「後継機は作らないのかな?」と心配していたのですが、ここにきて後継機の噂が出てきました。
LUMIX Sシリーズについてはこちらもご参考ください
※以下の記事は信憑性不明の噂を元に書いています。
- S5ベースの6000万画素機になる?
- S2Rになるとの噂も
- カメラ専門店でS1Rが販売終了の動き ※12/7更新
- S1ⅱXなるカメラの噂も ※1/4更新
- S1R後継機と同スペックとされる『ライカSL3』の情報がリークされたので色々と予想してみる ※2/18更新
- 感想・まとめ
S5ベースの6000万画素機になる?
こちらのサイトによるとLUMIXは数ヶ月後に新しいLマウントカメラを出すようなのですが、それがS5をベースにした6000万画素(ライカQ3と同じセンサー)を搭載しているようです。
一応スペックも記載されていてそれによると位相差搭載で9コマ/秒の連射などなど、以下転載したスペックです。
- 4原色フィルター?
- 9コマ/連射 14bitでのメカニカルシャッター連射
- 60FPSの電子シャッター連射
- EV-6~-18のAF性能
- 位相差AF
- オープンゲート 3:2 4.8K/59.94fps 17:9 4.8K/59.94fps
- 9.5KオーバーサンプリングC8K/23.98fps
- 4.8KオーバーサンプリングC4K/96fps
- 1.16クロップ C4K/119.88fps
情報元は中国のWeiboのようですが、登録されたP2303Aというのがこの高画素機ではないかと噂しているようです。そして同じく中国で登録されたライカ5404と一部部品が(ワイヤレスモジュール)が同じということです。
LUMIXとライカの兄弟機カメラは今までもあったので(S1とSLなどなど)今回も同じ様な感じなのかな?
センサーはライカQ3と同じとあるのでソニー製(IMX455?)だと思うのですが、S1Rのようにパナソニック設計の新センサー(何処製かはわかりません)では無いのですね、ちょっと残念。
あとボディはS5ベースでは無く、あの大きなS1シリーズを踏襲して欲しいなぁと、個人的には思います。重いですけどね。。。
S2Rになるとの噂も
また別の噂によるとLUMIXの高画素後継機はS2Rになると噂している人もいるようです。
これは上記のS5ベースの高画素機とは別なのかな?でも高画素機の2機種も出すほどLUMIXの開発に余裕は無いですよね。。。
カメラ専門店でS1Rが販売終了の動き ※12/7更新
11月末の時点でマップカメラではレンズキットが生産完了品になっています、その他の店舗ではまだ販売している店舗もありますが(ヨドバシなどは在庫希少ですがまだ販売しています)近々販売終了になるのかもしれません。
ここに来ての販売終了となると噂の高画素機登場の前触れなのかと考えてしまいますね。
S1ⅱXなるカメラの噂も ※1/4更新
L-rumorsにS1ⅱとS1ⅱXの噂が掲載されていました、ただ未知の情報源らしく信憑性は低いようです。スペックリストも掲載されていて以下のような内容でした。
- ローリングシャッター歪が非常に少ない7K対応の34MP積層型センサー
- C70と比べてスリムなマグネシウムボディに防塵防滴仕様で内蔵NDを搭載している
- 50℃の直射日光下でも熱停止しない
- より優れたIBIS(ボディ内手ぶれ補正)
- ソニーと同様(似た仕様?)のAIチップによる優れたAF性能
- より優れたバッテリーライフ
- 動画・静止画のどちらもダイナミックレンジが向上
- ローパスフィルターレス
- 画素数は上がっているが低照度の性能も上がっている
- S5ⅱと比べて1000ドル高い約3000ドルになる
となかなか夢のあるスペックになっています。
個人的な感想として、ND搭載はS1・S1R後継機には載せないんじゃないかなと思ってます。上記噂でも比べているC70はキヤノンのシネマカメラで比較的大型です、なのでND搭載となるとあのクラスのサイズになりそうなのでそれはないかなあと。載せるとしたらS1Hの後継機になると思うんですけど、それがS1ⅱXなのかな?
あと4K120Pクロップ無しで撮影できるミラーレスカメラはまだ数機種しか発売されていないので、動画に強いLUMIXとしては是非搭載して欲しいですね。
静止画でいうと、撮って出しが綺麗なLUMIXなので静止画のフォーマットもHEIFが選べたら嬉しいですね。
ただ上にも書いたように信憑性は低い噂みたいなので話半分で聞いておいた方がよさそうです。
きたる2024/1/8にパナソニックから何らかの発表があるのは確実みたいのなので(噂では100mmマクロレンズ)サプライズに期待したいです。
S1R後継機と同スペックとされる『ライカSL3』の情報がリークされたので色々と予想してみる ※2/18更新
Leica RumoreにS1R後継機とほぼ同スペックになるであろうと噂されている『ライカSL3』のリーク情報が掲載されていました。
詳細スペックは以下の通り
- M11/Q3と同じ60MPセンサー トリプルレゾリューションテクノロジー
- 15ストップのダイナミックレンジ
- SL2より小型のボディ
- 3.2型230万ドットチルトモニター
- 576万ドット有機EL EVF
- L2テクノロジー搭載のMaestroⅣプロセッサー
- ISO50-100000
- 6.5段手ブレ補正
- ハイブリッドAFシステム
- 8K/C4K/4K/FHD
- MP4/MOV/H265/ProRes 1080P
- 8K30P/4K60Pはクロップ
- CFexpress TypeB+SD UHS2
- タイムコードインターフェース
- HDMI2.1 TypeA
- オーディオ入出力3.5mm端子
- Bluetooth5.1とWifi6 2×2MIMO
- IP54の防塵・防滴性能
- BC-SCL6バッテリー
- Apple MFI
- 重量は769g
- 新しいDCカプラー/充電器
- 新しいグリップ
- 3月7日頃発表
- 価格は8000€以下で6800€まで下がるかもしれない
となっています。ライカのカメラでチルトモニターって珍しいですね、3軸チルトになっているのかな?
Q3と同じセンサーでトリプルレゾリューション・テクノロジーを搭載しているので、RAW出力で60MP/36MP/18MPが選べるようなのでデータの柔軟性がありそうです。
※トリプルレゾリューション・テクノロジーは撮影時に幾つかのピクセルを一つのピクセルにまとめて記録するあたらしいアルゴリズムを採用していて、データの間引きによる副作用が殆どないテクノロジーだそうです。ちなみに36MP/18MP撮影時も全画素使用で撮影しています。
ファインダーは576万ドットの有機ELなのでS1Rと同じものだと考えられます、αシリーズに搭載されている944万EVFを搭載してくると思ったのでリークが本当ならここは残念ポイント。
液晶ディスプレイは大きさは同じですが少し画素数がUPしていますね。そしてなにより重量が769gというのが良いですね、S1Rはボディ単体で1000g超えでしたから。。。
後はセンサークリーニングにSSWF(超音波防塵フィルター)が搭載されるのかが気になる所ですが、最近の動向をみるとどうもパテントの関係かS1以降採用されていないのですよね。パナソニックさんにはSSWFが搭載出来ない理由があるなら、代わりの超音波クリーニング機構を是非とも搭載してほしいですね。
SL3発表から遅れて数ヶ月ごにS1R後継機が発表されるとの噂もあるのでもう少し気長に待ちつつ、SL3の正式発表も楽しみに待ってみたいと思います。
感想・まとめ
今回は海外のLUMIX高画素後継機の噂を元に簡単にまとめてみました。まぁあくまで噂ですので話半分以下で捉えて良いと思うのですが、S1ユーザーとしてはそろそろ新しいLUMIX Sシリーズを見てみたいです。
そして出来ることならS1Hの様な動画に特化したカメラとは別に、S1Rの様に写真に重きをおいたカメラも開発してくれると良いなぁと思ってます。