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中年オヤジの備忘録ブログ 

【Makita】マキタ 充電式クリーナー CL286FDZを使ったみた感想

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新居の引っ越しに伴い家電を幾つか新調したのですが、新居が3階建という事で掃除機も充電式スティック型に買い替えようと考え以前から気になっていた『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』を購入したので、今回は購入した理由・使用感等を書きたいと思います。

 

購入した理由

まず『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』を購入した理由ですが、一番の理由は新居が3階建てになったことです。

以前のマンションではコードタイプのキャニスター集塵式の掃除機をメインで使用したいたました。

※キャニスター掃除機とは、ゴミを吸うヘッドとゴミを溜めておく本体部分が分かれている掃除機の事です。
もともとゴミが溜まったら楽に捨てられて、手入れがいらない紙パック式の掃除機が好きだった事と、マンションは階段を登る事が無いのでコードタイプでも特に不満無く使用していました。
しかし新居の3階建ての各フロアと階段をコード引っ張りながら嵩張るキャニスター掃除機では効率が悪いと考えスティック型のコードレス掃除機を探す事になり、個人的にマキタの電動工具が好きなのとバッテリーを既に幾つか保有しているのもあり『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』を購入することにしました。
 

『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』購入の決めて

購入の決め手になったのは以下の3点です。
  1. バッテリーの充電時間が早い
  2. 既に所持しているマキタの電動工具類とバッテリーを共有できる
  3. オプションでHEPAフィルターが用意されている

まず1点目ですがバッテリーの残容量にもよりますが14.4V/18Vバッテリー用の準電気DC18RFを使用して18Vのバッテリーを充電した場合、大体30分程で充電が完了します

他のメーカーのスティック型コードレス掃除機は充電時間が3時間以上のものが多くて、この点だけでもマキタの充電式クリーナーはメリットが大きいと思いました。

そして2点目ですが以前からマキタの電動工具を愛用していてバッテリーと充電器を既に所持しています。

なので新たにバッテリーと充電器を購入する必要がなく、今回購入するCL286FDZも本体のみのバージョンで済むので比較的値段を抑える事ができます。

そして3点目ですが『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』はオプションパーツとしてHEPAフィルターが用意されています
このHEPAフィルターを使用することで掃除機の排気をよりクリーンする事ができるので、我が家のような小さな子供がいる家庭やハウスダストにアレルギーがある人には効果的だと思います。

※HEPAフィルターとは花粉やほこり、ウイルス等の極小さな粒子を捕集することが出来る高性能な微粒子エアフィルターです。JIS規格としは「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター」とあります。要するに凄く性能の高いフィルターです
 

他に迷った機種

全く他の機種と迷わなかったのかというとそうでも無く、他のメーカーのスティック型コードレス掃除機も購入候補にあがりました。たとえば、

実はこの掃除機の旧型を以前から使用していてそれなりに満足して今現在も新居で使用しています。
なので更に改良されて使い勝手が良くなっているだろう新型を追加で購入しようかと考えたのですが結局購入にはいたりませんでした。
購入に至らなかった理由としてはバッテリーの充電時間の長さもありますがスタンドの大きさが一番の理由です。

写真は旧型の『HITACHI PV-BH900G』の物ですがスタンド自体が結構場所を取るのですよね。現行の新型はもう少しコンパクトになってはいるようです。
そしてもう1機種迷ったのがダイソン。

一般的なイメージとして掃除機と言えばダイソン、というぐらい有名で性能も良いと思います。購入に至らなかった理由としては同じくバッテリーの充電時間と、何となくデザインが嫌いです。
身も蓋もない理由で申し訳ないですが、よく使う道具は姿形で気に入らないものは余り購入したくないという私の個人的な理由です。
 

『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』ってどんな掃除機!?

上記の理由から購入する事になった『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』ですが、どういった掃除機なのか見ていきたいと思います。
 

スペック・特徴

マキタといえば工事現場等で人気の電動工具メーカーで電動工具の世界シェアでも3位と世界でもトップメーカです。私も仕事現場で電動工具はもちろんそれ以外でも愛用しています。

同社のスティック掃除機も例外なく工事現場等でよく見かけます。流石に工場内の清掃はケルヒャー等の比較的大型の掃除機を使いますが、大工さんや内装工事にエアコン工事等の部屋内での作業にマキタのスティック型掃除機はとても便利でよく使っている職人さんを見かけます。
他に使用している電動工具もマキタでバッテリーを共有出来ることも人気の1つだと思います。
最近では私のように一般家庭の掃除機として好んで選ぶ人も多いようで、パンフレット等にも沢山のスティック型掃除機がラインナップされています。
ただ今までのマキタのスティック型掃除機は紙パック式orカプセル式しか無く、サイクロン式にするにはアタッチメントを使用して後付でサイクロン式にするしか有りませんでした。

上の画像はアタッチメントでサイクロン化したマキタの掃除ですが何かバランス悪いですよね。
重さもアタッチメントの分重くなるのでスティック型の軽量小型というメリットが薄くなってしまいます。
そこで登場したのがサイクロン一体式になった『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』です。

写真のように初めからサイクロン一体式になっているので見目のバランスも良く、細かく動かすヘッド近くがアタッチメント使用時より軽くなっているので重心もよく使い勝手が良いです。
 

各モードでの仕様

運転モードはパワフル・強・標準・エコとあり各モードでの仕様(18Vバッテリ装着時)は次のようになります。
 
  吸引仕事率(W) 1充電使用量(目安)
パワフル 100 8分
60 15分
標準 35 21分
エコ 15 38分

スティック型の掃除機としては仕事率がパワフルで100W、標準でも35Wあるので十分な吸引力だと言えると思います。

1充電使用量がパワフルで8分と短く感じますが半年弱使用した感想としては、総フローリングの我が家では標準で十分に吸引してくれているので使用時間が短いと感じた事はありません。

 

写真で細かい所を見てみる

カラーは白とオリーブの2ラインナップですが我が家は白を買いました。個人的にはオリーブが欲しかったけど家の雰囲気に合わせました。

バッテリー別売りのセットなので箱の中身は以上になります。同梱のノズルの数が一般的な家電メーカーより少なめですね。

ノズルは自走しないタイプなので自走タイプに慣れているとヘッドの動きが重く感じると思います、ここは改良して欲しいなぁ。マキタさん次はヘッドにモーター仕込んで自走タイプをお願いします、でもヘッドは出来るだけ軽くして!

本体は前述したようにサイクロン一体式なのでシンプルに纏まったデザインだと思います。

操作ボタンは電源とMODEの2つだけなので迷う事はないと思います。ま、掃除機ですからゴチャゴチャボタンがあっても困りますよね。前回のモード選択から再開されるメモリ機能が付いているのも嬉しいポイントです。

本体下部には接地または壁に傷がつかないようにラバー材の当たりが付いています。細かい所ですが嬉しい気配りだと思います。

本体を分解してみました。正確にはフィルター部分をもう1段階分解できます、分解できるということは手入れが必要と言う事ですね。そうです思ったより手入れする部品が多いです。

ダストケースは爪のバタンを押すと簡単に外せるのでごみ捨ては楽です。

メッシュフィルタは回す事で外せてさらにメッシュパイプ・スポンジフィルタ・プレフィルタに分解できます。

本体側のこの部分を回すと高性能EXフィルターを外すことが出来ます。

前述したHEPAフィルターはこの部分にEXフィルターの代わりに取り付けます。

そしてその下にスポンジシートが入っています。

ここまで見ていただいた方はお気づきだと思いますが手入れ部品が多い!

これは後で書きますが『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』のネガの部分だと思います。

 

重さを比べて見る

手持ちの他の掃除機と重量比較をしてみました。比較したのはHITACHI PV-BH900Gと同じくマキタのCL180FDです。こちらの掃除機は数年前に車内掃除ように購入したものです。

各掃除機ともに本体にバッテリーを付けてヘッド部は外した状態で測っています、ここから用途によって色々な形状のヘッドの重さが加わるとお考え下さい。

まずはCL286FDZ、バッテリーと本体(18V)で1.835kgですね。

続いてはHITACHI PV-BH900Gです、バッテリーと本体で1.378kgとCL286FDZより500g弱軽いですね。

最後にCL180FDです、同じくバッテリと本体で1.563kgでした。

付属のヘッドをつけた状態の大きさの比較はこんな感じです。大きさも重さに比例してCL286FDZ>PV-BH900G>CL180FDの順になっていますね。

 

半年使用して良かったポイント・イマイチなポイント

ここから実際に半年使用してみて感じた事を書いていきます、普段風呂上がりに脱衣所を毎日掃除してくれている妻の意見も聞いてみました。

 

良かったポイント① 吸引力が強い

まず吸引力ですが思っていたより強く満足しています。モードの説明で書いたようにフローリングやクッションフロアの普通のお掃除なら、標準でも十分吸引してくれるので助かります。

良かったポイント② 連足運転時間が長い&バッテリー充電が早い

またそれに伴って満充電なら標準モードで20分は運転できるので途中でバッテリー切れになる事はほぼないです。

それでも3階建の家を各階丁寧に掃除していくとパワーが落ちてくるのが分かるのでその時は予備のバッテリーに交換しています。

また充電が空から30分程で終わるのでその点もポイントが高いですね。既にマキタのバッテリーを複数個持っている方はよりメリットを感じやすいと思います。

良かったポイント③ 運転騒音が低い

使用時の音も思ったより静かで標準で使う分には今回比較した3機種の中で一番低騒音だと感じました。パワフルにしても今回比べた他の機種と同等かまだ低騒音です。

 

良かったポイント④ ヘッド回りが小さく軽いので取り回しが楽

ヘッドに自走用の機構が無い為に比較的小型で軽量になっています。これにより総重量では重いですが、足回りというかヘッド回りが軽い為に重心のバランスが良く取り回しが楽です。

またヘッドの幅が小さいのでトイレの中等の狭い場所でも掃除し易いです。

 

イマイチなポイント① お手入れする部品が多い

続いてイマイチなポイントですが1つ目は手入れする部品が多く、頻度がよく分からない事です。

上の写真で説明しましたがフィルターにスポンジシート、メッシュパイプにプレフィルタにスポンジフィルタとお手入れ箇所が盛り沢山です。また取説にも手入れの頻度が記載されていません。

本当はそんなに頻繁にお手入れしなくても良いと思うのですが、ゴミを捨てる時にフィルター等をチェックすると汚れているので(当たり前のことですが)結局手入れしてしまうのですよね。

同じサイクロン掃除機でも『HITACHI PV-BH900G』の方が手入れする点数はそんなに変わらないと思うけどお手入れは楽です。

 

イマイチなポイント② LEDライトが明るく無い

LEDがハンドル付近に付いていますが、これはPV-BH900Gのヘッド先端に付いているLEDに比べて効果的ではありません。

写真でも分かるようにLEDライトはヘッド付いているほうが便利です。LEDの数はそこまで増やさなくて良いので次回作はもう少しヘッド寄りにLED配置をお願いしますマキタさん。

 

イマイチなポイント③ 付属ノズルが少ない

上でも書きましたが同梱のノズルの数が一般的な家電メーカーより少なめです。せめてフレキシブルホースだけでも付属していたら嬉しいなと思いました。もちろん別売りのオプションでは用意されています。

 
あと壁付けする部品も売っていますが高いです。

 
なのでネットで色々と調べて自作している人のアイデアをお借りして、自分で実物をスケッチして3Dプリンターで作ってみました。

こういう時は3Dプリンターあると便利。色とか形を好みにできるのでDIYに持って来いです。

 

イマイチなポイント おまけ

あとこれは妻の意見なのですが、ON/OFFがボタンスイッチになっているのですがCL180FDの様なトリガー式(押している間だけ運転する)の方が好きだと言っていました。

確かにバッテリの節電にはなりますが予備バッテリを確保し易い観点からいうと余り節電にこだわる機種でもないし、長時間使用するなら指が痛くなりそうな気もしますね。

トリガー式でロックボタンがあれば便利かもしれませんが、そのロックボタンを押すのが面倒な人もいるでしょう、これは人それぞれ好みかもしれません。

 

感想・まとめ

今回は『マキタ充電式クリーナー CL286FDZ』を購入した感想等を書いてみました。半年使用した総合評価ですが購入して良かったと思います。

イマイチなポイントが幾つかありますが、バッテリーの急速充電や予備のバッテリーを準備しやすい(他にマキタ製品をもっていれば)と考えれば取るに足らないポイントだと思います。使いたい時にすぐ使用できるのがやはり1番のメリットだと思いました。

他のスティック型コードレス掃除機でも予備のバッテリを購入できるのですが、掃除機にしか使えない高価なリチウムイオンバッテリーを複数購入するのはどうも気が引けます。

あとHEPAフィルターについてはまた使用した感想などを書いてみたいと思います。

 

バッテリー充電器のセットもあります。

排気がよりクリーンになり匂いも抑えられます。
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