お仕事で電動工具を使う方や、DIY好きの方達にも大人気なブランド「マキタ」。
私も例に漏れずマキタ大好きです。仕事は勿論の事、プライベートでも幾つか所有して大変重宝しています。
今回はそんなマキタの充電式ラジオMR005Gを購入したので、軽く使ってみた使用感等を書いてみたいと思います。
マキタって?
今さらの説明で恐縮ですが。。。
マキタという会社は、愛知に本社がある電動工具国内シェア60%の電動工具製造会社です。
品質はもちろんの事、製品が壊れたときに現場の手を止めないように、3日間で修理する「修理3日制」をいう心強いアスターサービスを採用しているのもマキタの特徴だといえます。
先程国内シェア60%と書きましたが、世界シェアでも第3位(2021年)と世界中で愛用者が多いのがわかりますね。
国内電動工具メーカーでもう一つ有名なメーカーがHIKOKI(ハイコーキと読みます、元は日立工機ですね)ですが、こちらも現場の愛用者は多いです。
国内電動工具の2大巨塔(勝手に私が思ってます。。)の2社ですが会社の規模・売上額の比較ではマキタの方が2倍以上の差で上だったりします。
ですがHIKOKIの製品も良いものが多く私も充電式ではないですが、ディスクグラインダーや電動ハンマー等はHIKOKIを使用しています。
会社の子に聞いたらディスクグラインダーはHIKOKIが使い易いってよく聞きます。
現場の道具にとどまらない
電動工具といえばインパクトドライバー等を思い浮かべますが、最近はLEDランタンや冷蔵庫、コーヒーメーカーなどキャンプやアウトドアに大活躍するアイテムも発売されてます。
昨今のアウトドアブームもあって人気の商品は品薄になってたりもします。私も昨年に充電式のクーラーボックスを購入しようとしたら、どこも品切れでした。
最近は充電式の自転車や電子レンジなんかも発売されたようで、商品開発力が凄いなーと驚きました。
充電式ラジオMR005Gとは
さてそんなマキタの電動工具ですが、今回購入したMR005Gとは簡単にいえば、電動工具等とバッテリーを共有できる充電式ラジオです。バッテリー・充電器が同じなので現場では非常に便利に使えます。
他の機種ですが大工さんが使われてるのをよく目にします、それでか「現場ラジオといえばマキタ」って私の勝手なイメージがあります。
マキタのバッテリーは幾つか種類があって
40V・18V・14.4V・10.8V・7.2Vと数字が多いほど電圧が高くパワーがあります、勿論その分筐体も大きくなります。
そして、マキタの充電式ラジオのラインナップも幾つかあるのですが、MR005Gは40Vバッテリーに対応した充電式ラジオになります。
まずは外観から
外観の印象は思ったより高級感があり好印象です、正面サイドのバーがカッコいい!
カラーはトレードカラーのマキタブルーではなく、新色オリーブを選んでみました。こちらも好印象で仕事場もプライベートも選ばない良い色だと思います。
同梱の単3電池はバックアップ用で登録内容の保持に必要なようです。
バッテリーを装着して電源をいれてみる
今回MR005Gをえらんだ理由に40Vバッテリー対応があるのですが、40Vバッテリーも使えますって事で、もちろんそれ以外のバッテリーも使えます。
18Vバッテリーまでに対応した、同性能の充電式ラジオMR113との定価の価格差は¥1,200程。現状40Vバッテリーを持っていなくても、この価格差なら将来的の事を考えてMR005Gを選ぶは有りだと思います。
※7.2Vバッテリーは使用できません。ご注意ください。
ちなみに付属のAC100アダプタを中にいれて収納することはできません。こういうのっていざ使う時にどこ行ったー!ってなるから収納できれば便利だったなぁと思ったけどスペース的に無理ですよね。。。
あと重いです、バッテリー抜きで5.4kgあります。人によるのでしょうが、私はアウトドアに持っていこうという気にはなりません。。。。
ラジオを聞いてみる
MR005Gを購入した一番の理由がラジオを聞くことです。
ところでラジオって聞きますか?
「いまさらラジオ?」って思う方も多いかもしれませんが、作業中に聞くものってラジオが丁度いいんですよね。
音楽だけ掛け続けるのも良いのですが、どうもそれだと疲れてきちゃうのです。ラジオだとDJの話やニュース・交通情報等が間々に入るからか掛け続けてても疲れないというか、丁度良いのですよね。
今まではBluetoothスピーカーにスマフォで受信したラジオを飛ばして聞いていたのですが、スマフォを自由に使えない(ある程度は使えます)ことやスマフォの電池の消費の面で、受信をラジオ単体で済ませたかったのが購入の大きな理由です。
仕事場の工場でラジオを聞いてみたところ地元のFM局はクリアに入りました。ただ、良く聞いている隣の県のラジオは入らなかったです(色々場所は変えてみたけど、聞けるレベルの受信ではなかった)。
まぁ今まで通りradiko(スマフォアプリ)で受信してBluetoothで飛ばせば聞けるので良いんだけど、残念。
家(マンション)に持ち帰って自室で試して見たら、隣の県どころか地元のFMも受信しませんでした。やっぱり鉄骨の建物内は厳しいのかな、車だと隣の県のFMも受信出来るのはやはり屋外だからですかね。
音質・機能
音質ですが、これはもう個人の意見になるのであまり参考にならないかもしれませんが一応感想を書いてみたいと思います。
以前使っていた同じくマキタのMR200とくらべると音質は良いです。スピーカも増えているので当然かもしれませんが音の分離も良い気がします。
底面にあるウーハのお陰で迫力ある低音がズンズンと響きます。ロックやラウド系を大音量で聞くと迫力があって、もうノリノリで仕事どころでは無いかもしれません。。。
反面、中域の音や特に高音がちょっと物足りないかもしれません。
オーディオ設定を弄ってみる
そこでMR005Gの機能の一つ、オーディオ設定を弄って見ることにしました。
まずはラウドネス機能というものから、説明によると
ラウドネス機能を働かせることにより、低音域から高音域まで音が聞きやすくなります。
とあり、実際にオン・オフを切り変えて何度か音楽を聞いてみました。。。。。。。。余り違いがわからない!
私の耳が悪いだけかもしれないですが、低音はより強調されているような気がするのですが、肝心の高音域はあまり改善していないと思います。
イコライザー機能を弄ってみる
続いてイコライザー機能を弄ってみました。こちらは6種類のプリセットが予め入っていて、MY EQモードでは低音・中音・高音を±6の範囲でカスタマイズできます。
まずは最初から入っているプリセットから色々試して聞き比べてみました。
取説にかいてある各プリセットの説明を見ながら色々と弄ってみた感じでは、それなりに音に変化があり先程の高音が出ているプリセットもあるのですが、なんかしっくりこない。そこでMY EQモードを試してみました。
色々と弄くりまわした結果、MY EQで好みの音にするのが一番良いかなと感じました。まぁ欲を言えばもうちょと設定項目が多ければ尚良しですが、そこまで求めるのは贅沢ですね。
その他機能
その他の機能として全面にUSB Aの5.0V2.4Aの出力があります、スマフォの充電等に利用できそうですね。
あとは同じく全面に6.3mmマイク端子と3.5mmAUX INが付いています。ちょっとイレギュラーな使い方かもしれませんが、AUX INの入力を使って自宅PCのスピーカとして使ったみましたが結構いい感じでした。
何より筐体がカッコいいので部屋にあるとテンションあがります。ただ低音がズンズンとくるので音質の設定と音量にお気をつけください、私は家人にうるさいと怒られました。。。。
バッテリーの持ち
2日間それぞれ半日はど使ってみたところ、満充電した40V(BL4025)が残り半分位まで消費していました。
以前使用していたMR200(BL1830)より少し消費電力が多いようで、調べて見るとそれぞれBluetoothを使用でMR005G(BL4025)が12時間、MR200(BL1830)が17時間みたいです。
スピーカーが増えているので少し燃費が悪くなっているようです。
使ってみた感想・まとめ
2日ほど仕事場と自宅で使ってみて、良かったところと残念なところをまとめてみました。
残念だったところ
- FMラジオの感度が思ったより良くなかった。(鉄骨の屋内での話です、地元のFMは受信します)
- 重い。
- 低音に比べて高音があまり出ない。
- バッテリーの消費が下位機種に比べて多い
良かったところ
- カッコいい、質感もよし。
- 低音がよく出て気持ち良い、音質に迫力がある。
- 色々なバッテリーを使える。
- IP65の防塵・防水仕様で現場で安心して使用できる。
- MY EQで好みの音に設定できる(項目は少なめ)
といったところでしょうか。概ね満足で購入して良かったと思ってます。本来の目的のラジオ受信が残念なところに入ってしまっているのは何だかなぁですが、地元FMは受信できるので良しとします。。。
ちょっと重量があるのでアウトドアにはオススメできせんが、工場や倉庫またはご自宅でちょこっと場所を変えてラジオや音楽を楽しみたい方にはオススメできる充電式ラジオだと思います。
あと最後になりますが、MR200にあったスマフォ収納ボックスが無いのが地味にショック!あれ結構便利だったんですよね。
マキタさん、後継機では是非収納ボックス付けてください。お願いします。