早いものでOSMO Action4を購入してもうすぐ1ヶ月。
はじめてのアクションカメラだったのですが購入してからというもの、お出かけの時は必ず持ち出しているぐらい気に入って使用しています。
今回は子供の撮影がメインのユーザーとして、今まで使用してみて良かったと感じた事・いまいちだと感じた事を書いて見たいと思います。
OSMO Action4についてはこちらもご参考ください
良かった事
この1ヶ月は子供とのお散歩時はもちろん、夏休みの旅行に持って行き大活躍のOSMO Action4でしたが、まずは良かった事を上げてみたいと思います。
撮影することが手軽になった
手軽とありますが、機材の容積より撮影する行為自体が手軽になったと感じます。
例えばミラーレス一眼だとどうしても撮影開始までにしなければいけない事がいくつかあります。
レンズキャップを外す・ピントを確認する・バリアングル液晶を開く・ファインダーを覗く等など、省けるところもありますが撮影までの準備があるのは確かです。
OSMO Action4の場合は電源を入れてRECボタンを押すだけ、またはスナップショット機能でRECボタンを押すだけで撮影開始できます。
「あ、いいな」と思っても撮影開始までもたもたしてると撮り逃しちゃう事って結構あるんですよね、特に被写体がじっとしていない子供ならなおさら。
手軽で言えば同じくDJIのPocket2も手軽なんですが、こちらは物理ジンバルなので撮影していない時はケースに入れてます、なので撮影時はケースから出すとという準備が1つあるんです。
もちろん裸で持ち出せば良いんですが、小心者の私はジンバル部分が壊れそうで怖くて無理です。
対してOSMO Action4は防水性が高いことも相まって、裸のまま手軽に持ち出して扱えるのも撮影が手軽に感じる要因だと思います。
POV撮影も手軽にできる
OSMO Action4はその筐体の小ささからPOV撮影も捗ります。
以前はPocket2でPOV撮影していたのですが、上記のとおり取り扱いに少し気を使います。


POV撮影はPeak DesignP.O.Vキットをザックにつけて撮影しています、マグネットリリースで付け外しできるのも非常に便利です。
OSMO Action4のPOV撮影についてはこちらもご参考ください。
自然体な子供達が撮れる
上記の撮影が手軽になった事にも関係があるのですが、色々準備してさぁ撮るぞっていう撮影者の気負いが無いのと、カメラ自体がコンパクトなので圧迫感が非常に少ないです。
これは日常を撮るVlogカメラとしては何事にも代えがたい特性だなと思います。幾ら画質が良くても、被写体がカメラを意識した映像だけじゃ面白くないです。
ただ1つ注意事項があります、それは全面カメラは画面ロックで消しましょう。
全面の液晶画面がオンだと途端に撮られていることを子供が意識してしまうカメラNO1になります、注意しましょう。
OSMO Action4の設定に関してはこちら方が詳しく説明されてます。
6:56秒あたりに画面の設定について説明されてます、ご参考ください。
バッテリー切れを気にしなくて良くなった
これは私がアドベンチャーコンボを購入した事が大きな要因でもあります。
アドベンチャーコンボはバッテリーが3個付いてきます、加えて多機能なバッテリーケースも付属します。
このバッテリーケースがなかなか便利でして、バッテリー3個同時の充電は勿論のこと
パワーバンクとしても使え、色々なデバイスを充電することが出来ます。
加えてOSMO Action4自体のバッテリーの持ちも非常に良いので、私の普段の使い方なら(子供とお出かけして短い尺で沢山撮る)ならバッテリー1個か一度交換するぐらいです。
なので余ったバッテリーの電力で、最近バッテリーの減りが早くなったような気がするDJI Pocket2を充電したりしています。
D-LogMが思ったより使いやすい
OSMO Action4から採用されたD-LogMなのですが、D-Logの簡易版という認識だったのであまり期待していなかったのですが、これがなかなか良いです。
DaVinci Resolveで編集してみるとPocket2のD-CLikeよりも色情報が多く(10bitの恩恵もあります)扱いやすい印象を受けました。
ただしDJI純正709LUTを当てるとちょっとビビットになりすぎるのでキー出力で調整してます。
そのうち誰か偉い人が素敵なLUTを作ってくれるでしょう(他力本願です)。
D-CLikeとの比較はこちらもご参考ください。
いまいちな事
続いては使用していていまいちだなぁと感じた事を書いていきたいと思います。使用して1ヶ月、いまいちポイントは幾つあるでしょうか。
暗所性能が言われているほど高くない
OSMO Action4になってセンサーサイズが大きくなって暗所性能が劇的に良くなった!とあちこちで言われています、があくまでアクションカメラとしてはです。
電子手ぶれ補正を使用していますので、Pocket2の物理ジンバルやミラーレスカメラの光学手ブレ補整に比べれば、シャッタースピード起因による滲みがどうしても目に付きます。
分かってはいたのですが購入前はもう少し期待していたので少し残念ではあります、ただアクションカメラとしては非常に綺麗だと思います、ノイズも少ないですしね。
他のカメラをあまり使わなくなる
これはOSMO Action4が悪い訳では無いのですが、あまりにもお手軽過ぎて他のカメラで撮るのが億劫になってきます、まぁズボラな私の性格も悪いのですが。。。
「OSMO Action4だけで撮ればいいじゃない」と思われるかもしれませんが、やはり画質で言えばセンサーサイズのヒエラルキーは超えられず、フルサイズミレーレスには到底敵いません。
また画角が一辺倒になり後で編集したときに動画にメリハリが生まれません。
それも編集の腕によるとこも有ると思うのですが、レンズ交換したりズーミングしたりして画角を変化できるのは便利です。
なのでもう少し画角の狭い撮影モードなどがあれば嬉しいなぁと思うのですがマイノリティーでしょうか。
筐体は小さいが持ち出す荷物はあまり減らない
これも私個人の問題かもしれませんが、OSMO Action4を購入してから持ち出す機材が減って楽だわーてことにはなりませんでした。
上で言っていることと矛盾しますが、映像のマンネリ化防止のために色々な画角で撮りたいのと、たまに色々な手間・準備をして撮影したくもなります。
ブラーを意識してシャッタースピードも下げて、露出も自分で合わせて、ピントもファインダーでしっかりチェックして、さぁ撮るぞっとテンションあげて撮影したくなる事がたまにあります。
なので何時も持ち出すカメラザックの中にはOSMO Action4とミラーレスとスチル用のGRと予備のPocket2と予備のバッテリーと。。。持ち出し過ぎですね。
撮影したくなる事があるので機材沢山持っていくのに、OSMO Action4が便利すぎて結局他のカメラでは撮らないので荷物だけ多いっていう何だかよく分からない事になってます。
ただお買い物ついでの散歩や、念のためにカメラ一台などのシチュエーションにはOSMO Action4だけ持ち出したりするので、コンパクトに収まって助かっているの確かです。
まとめ・感想
1ヶ月感の感想と使用感を考えながら書いてみましたが、今のところ良かった事がいまいちな事より多いようです。
まだまだこれからの使用で変わってくることも見えてくることもあるでしょうが、概ね購入当初の思惑通りの使用感と性能で満足しています。
これからファームウェアのアップデートでさらに機能も良くなることも期待したいですね、よろしくお願いしますDJIさん。
今回紹介したカメラのスタンダードコンボ。
液晶保護も忘れずに。
POVならこれが便利です。