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中年オヤジの趣味と備忘録ブログ 

【新築から半年経過】24時間換気の吸気フィルターを交換してみた

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早いもので新築から住み始めて早半年経過した我が家。

狭小地ですが設計を知り合いの建築事務所に依頼して、一年程あれやこれやと打ち合わせをして建てました。

狭いながらもなかなかに住みよい家を設計建築して頂き、2畳というもはや部屋と呼ぶのも恥ずかしい広さの自室も与えられて満足しております。

 

今回はそんな我が家の24時間換気の吸気フィルターを交換してみた話です。

 

24時間換気とは

私は今の家に住む前は中古のマンションを購入して住んでいました。なので24時間換気なんてものは無く、新居の設計の段階になって初めてしりました。

24時間換気とは簡単に説明すると

  • 室内を24時間1日中換気(空気の入れ替え)をして循環させ、家の中を何時も新鮮な空気にする換気システム

って事です。ちなみに2003年の法改正により全ての建築物で24時間換気システムの設置が義務化されており、換気回数も1時間に0.5回以上と細かく決まっているようです。

そして名前に24時間とあるように1日中つけっぱなしになるのですが、24時間換気システムには大きく分けて3種類のシステムがあります。

  1. 第一種換気 ・吸気→機械 ・排気→機械 ✘コストがかかる
  2. 第二種換気 ・吸気→機械 ・排気→自然 ✘結露する
  3. 第三種換気 ・吸気→自然 ・排気→機械 ✘冬は寒い

第二種換気は住宅ではあまり使われることは無いようなので、実際に家を建てる時は第一種と第三種で選択することになります。

 

我が家は第三種換気 選んだ理由は...

そして我が家はというと第三種換気になります。ほんとは第一種の熱交換型換気を付けたかったのですが、建築士の方と相談して第三種を選びました。

なぜ第一種換気を選ばずに第三種換気を選んだかと言うと。。。。。安いからです!

実際に家を建てるなんてものは如何に削れるところは削るかなのですよね。

設計初期の段階はあれも付けてこれも付けてと期待に胸を膨らませて意気揚々と打つ合わせに望むのですが、見積もりが上がってくる頃にはその暴力的な額に現実を突きつけられます。

あとは現実的に払える金額にするべく削れる所は削りまくって理想と現実の折り合いの付く落とし所にもっていく作業を、なるべく夫婦喧嘩にならないようにこなして行くという精神的にも辛い工程を乗り越えて家は建つのだと今回の経験で学びました(夫婦喧嘩にならないようになるべく奥様の意見は受け入れましょう)。。。

という冗談(半分はほんとです)はさておき、イニシャルコストの面でいうと第一種換気>第三種換気になり、ランニングコストの面でいっても給排気を機械で行っている第一種換気の方が高くなります。

そしてもうひとつ我が家が第一種換気を選ばなかった理由にダクトがあります。

第一種換気はダクトが必要なのでどうしてもスペース(ダクトを這わすスペースなど)的に第三種より多く必要です。そしてダクト自体が汚れてしまうというデメリットもあんですね。

まぁ狭小地の三階建てなのでダクトスペースが確保出来なかったというのが一番大きな理由ですかね。

そして第三種換気の性能を上げるためには家自体の気密性能が高い事が必要です。大体家の相当隙間面積c㎡/㎡が0.5~1.0c㎡/㎡の気密があれば十分に24時間換気を稼働させる事ができるようです。

ちなみに我が家の気密性能はというと

追加費用を払っての気密検査

0.2c㎡/㎡となっております。頑張ってくれた大工さんに感謝です!

 

吸気フィルターを交換してみる

前置きが長くなりましたが新築から半年住んでみた我が家の第三種換気の吸気フィルターを交換していきます。

我が家に採用している吸気用の換気口は『Nasta KS-V20RAS』になります。

リビング・子供部屋×2・寝室・脱衣所兼ランドリールーム・私部屋と合計6個の吸気口が設置されています。

吸気口に取り付けているフィルターは通常のフィルターでは無くアレルフィルターとなっており、スギ花粉などを90%カットし花粉アレルゲンやダニアレルゲンの働きを抑える効果があるそうです。

一見普通のスポンジの様に見えますが、よく見ると。。。

細い繊維で形成されているのがわかります。これが高機能フェノール系ポリマーというものだそうで、表面に固定した特殊物質がアレルゲンを包みこんでその働きを抑制するそうです。

言われてみれば確かに今年の杉花粉の時期の在宅中はそこまで花粉症が酷くなかったような。。。以前のマンション暮らしの時は在宅中も鼻炎が酷くて味の確認が出来ず、何時も料理するのが億劫だったので、それを考えれば効果はあるんだと思います。

 

半年間ノーメンテのフィルターを見てみる

ちなみに使用しているこの『KS-V20RFKAS』というフィルターは2~3ヶ月に一度水洗いをして半年での交換が推奨されています、が我が家は半年間全くのノーメンテでした。

半年間外気の汚れを取り除いてくれていたフィルターがこちらになります。

表面はそこまで汚れている様には見えませんが、取り外して裏面を確認してみます。

はい、なかなかの汚れっぷりでございますね!真ん中あたり横に少し白くなっているのは途中で一度外して抑えの板の位置が変わったからです。

新品のフィルターと並べてみるとその汚れは一目瞭然ですね。

我が家の前の道路はそこまで交通量は多くないのですが、通りを1つ越えて大きな国道が通っているのと、すぐ近くに阪神高速が通っているので排ガスの影響もここまで黒くなっている原因なのかなとか憶測してます。

逆に考えるとフィルターが無い状況だとこれだけの汚染物質が部屋の中に入ってきていると思うと、綺麗な空気を家に供給してくれる24時間換気システムってそれだけで価値がありますね。

あと改めて今回思ったのは、ダクト方式だとどうしてもフィルターでキャッチ出来ない汚れが蓄積されて、いずれはダクト内部もこんな感じで汚れていくのかなと。

そう考えると第三種換気を選んで良かったかなと思います。吸気の温度の問題も今のところそこまでデメリットには感じでいませんし。

各階のフィルターを階毎に並べてみました。
吸気口の数や設置高さによって汚れ具合に多少なりと違いがあるかなと予想していたですが、汚れ具合にそこまで差は無いようでした。

 

感想・まとめ

今回は新築から半年経過した我が家の24時間換気の吸気フィルターを交換してみました。

思ったよりも汚れが付いていて驚いたので、家の中の空気を綺麗に保つためにも推奨時期にちゃんと交換するのはもちろん、2~3月に一度は水洗いもしたほうが良いのかなと思いました。

ただし吸気があるって事は排気もあるわけで、次回は排気のフィルターも交換してみたいと思います。

思えば今どきの家って凄く住みやすくなっているんだけど、それに伴い日頃のメンテがなかなか多いですね。

我が家は過ごしやすい季節以外はほぼ24時間エアコンを付けっぱなしです。もちろん快適なんですが、それに伴いエアコンのフィルター掃除が必要です。

そして日々使用する物でいうと洗濯物の乾燥に乾太くん(凄く便利です!)を使用しているので乾太くんのフイルターの掃除も日々必要です。

キッチンでは毎日食洗機(ミーレの大型の物を採用しました。これまた便利!)を使用しているのでこちらもフィルター等の手入れが必要です。

こうやって書き出すと新築に越してからフィルター掃除ばかりしてるような気が。。。。。

個人差はもちろんあると思いますがアレルフィルターの効果は感じます。
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